白い世界

あの人の想いを乗せて　届いたのは

あの頃　私が欲しくても　手に入らなかったもの


なんど夢見た　なんど願った

あなたと過ぎる　幸せな日々を

それでもすれ違う　暮らしの中で

どれ程　信じられないと　どれ程　涙ながした

今なら揺るぎ無い　あなたの想いを信じることも　できるわ


あの人の想いを乗せて　届いたのは

あなたからの変わらぬ想い


いくつもの大切な想いを語り合った　あなたにさえ

今は　傷つける言葉しか　知らない

それなら私は　あなたの記憶から　消えてしまいたい

あなたの痛みを刻みながら　生きてゆけるほど

わたし強くないのよ


あの人の想いを乗せて　届いたのは

私に残した　罪の意識


あなたは言うわ　「おまえのいない幸せなど無い」と

記憶の中に　私を見ているけれど

私の幸せは　もうそこには無いの

過去の想いを残したまま　今を生きる　あなたとでは

幸せな未来は描けないのよ


あの人の想いを乗せて　届いたのは

今はもう　過去の思い出・・・