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カテゴリ:鉄道ネタ
鉄道ネタからしばらく離れていましたが、残念なニュースが。
次世代の寝台列車像を模索すべくJR東日本が製作したブルートレイン客車、 24系25型900番台『夢空間』が今月をもって運転を終了する事に。 ↑写真は2004/5/29に大宮総合車両センターで公開された時のもの 「デラックススリーパー」と呼ばれる個室寝台車・オロネ25-901、 自動演奏ピアノが据え付けられた「ラウンジカー」オハフ25-901、 最後尾の展望食堂車「ダイニングカー」オシ25-901 3両で構成されていて、平成元年に完成。 当時としては画期的だった有名百貨店とのタイアップによる内装、 寝台車の概念を変える豪華な個室寝台と優雅なラウンジが話題を呼びました。 営業運転では主に札幌行き「北斗星」の臨時列車、その他団体専用列車として、 JR東日本管内に限らず広く活躍。 印象深いのは道央のスキーリゾート・トマムへ向けた臨時列車、 上野~トマム間を結んだ『北斗星トマムスキー』号ですね。 高校生だった頃、回送列車の折り返しでしばし停車した新得駅で、 駅員さん・車掌さんの計らいから車内をゆっくり見学させてもらった想い出があります。 当時はブルートレインなど高嶺の花、憧れの『夢空間』を独占できた喜びが思い出されます。 ---------- その後、この『夢空間』車両での実績を踏まえて開発されたのが、 今も高い人気を誇る国内最高の設備を持ったE26系『カシオペア』でした。 ↑2007/1/30、カシオペア初乗車となった旅の出発前に上野駅にて撮影。 オール2階建てA個室寝台、ハイデッカーの車端部ロビーとダイニングカーが、 16時間超の長旅を快適なものにしたのは有名な話。 ---------- 好評を博した『夢空間』でしたが、900番台の車号が示すとおり試作車の存在。 1編成しかない事と、全てが専用設計だったことが災いしたのか、 20年という短命で引退を迎えることになってしまったのです。 ↑2007/9/17、上越線で撮影した『夢空間』団体列車。 去る3月1日~3日にかけて、一番数多く通ったであろう札幌へのさよなら運転を実施、 走り慣れた北海道への別れの旅を終えたとの事。 引退後の処遇は明らかにされていませんが、走る姿をもう拝めないのは寂しい限りです。 ありがとう、そしてお疲れ様、『夢空間』… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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