ど田舎に棲む

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半年後の中東派遣に向けて

着々と準備を進めているダンナ。

さすがタイプＡよね～～～と思わせるこの段取りのよさ。

軍隊勤めが性に合っているのはこのせいか？

何事も後回しなワタシとは正反対です。

アメリカでは『類は友を呼ぶ』ではなくて

Opposites attract　つまり

正反対同士は引き合う、らしい。

ユニフォーム（砂漠仕様）をオーダーしたり

眼鏡を作り替えたり（コンタクトとレーシックは怖いらしい）。

もう自分のオフィスにある私物をほとんど持ち帰ってきた。

２月から８週間の予定でトレーニングに出かけるので

それまでにはもう仕事を新しい人に引き継がせるらしい。

先週は予防注射を何種類か受けてきた。

炭素菌、天然痘、腸チフス、ジフテリア、破傷風、黄熱病。

炭素菌は５～６回受けなきゃいけないらしいですよ。

それもめちゃ痛いんですと。

注射打たれたところ、思いっきりかばっておりました。

天然痘、ワタシの世代は（２９歳ですけど）受けてますよね？

疱瘡、と呼んでいた気も。

左肩に痕が残っている。

これがまた感染力が強いというのでやっかいらしい。

予防接種をするところからして隔離されていたそうな。

傷跡をがっつりとカバーする絆創膏

シャワーを浴びる時は菌が流れないように

サランラップでびしっと巻いて

取り替えた絆創膏はジップロック２枚重ねで廃棄。

体を拭くタオルも別に洗濯するんですと。

絆創膏も傷が治るまで長い間貼っていなくちゃいけない。

ワタシがコドモの頃受けた時も

こんなことしてたのかなぁ？

全然記憶にございませんが。

てかあの時の予防接種は未だに有効なんだろうか？

そして万が一のために遺言状の作成。

軍の法律サービスでやってくれるのでタダです。

ダンナのいない間いろいろな手続きを

ワタシ１人で出来るようにする書類がまず必要。

以前大ボケ兄が生まれた後に２人で作ったのだけど

あれもいい加減古くなったので

ワタシの分もついでに更新することにした。

・ダンナかワタシ、どちらか１人が死亡

・ダンナとワタシが２人同時に死亡

・家族全員が同時に死亡

した時の遺産の処理関係が主。

そして脳死の場合の決断を誰がするか。

まぁ考えたくないことですけどね。

作っておいて損はないというか

遺された方が楽でしょうというか。

で、改めて考えさせられたけど

大ボケ兄って１８歳だからもう大人扱いなんだよね・・・

とても本人からは想像できませんが。

ということは未成年の２人の世話も

ヤツに託すことができるわけで。

（実際託したいかどうかは別問題）

脳死関係の決断、未成年の世話を

ダンナはまずワタシ、そしてダンナ弟と指定したけど

ワタシはダンナ、そして大ボケ兄に指定した。

よろしく頼むよ、大ボケ兄。

これから弁護士に会って最終的に書類にするまで

までまた変わるかもしれないけど。

こないだ亡くなったダンナ弟嫁ちゃんの養父さん。

もう回復の可能性はないというので

人工呼吸器を外す時に奥さん（嫁ちゃんのお母さん）に

お医者さんがいつ外しますか？と聞いたそう。

そうしたら奥さんはしばらく考えてから

『いつも私達は夜９時に就寝するから

９時にしてください』と言って

そして９時になったら旦那さんのベッドに

一緒に横になったそうです。

旦那さんの手を握って最期を迎えたという。

なんか色々考えてしまうね・・・

ここに書くと本当になりそうで書かないけど。