シャイン先生と４０人の生徒

　友人の一人が，近隣市町村の小学校に勤務しています。
　郊外ののんびりした地域なのですが，最近中学受験が盛んとか。

　Shineの住む地方都市では，私立の小中学校は，今のところそんなに多くはありません。
　中学受験も，そんなに盛んでないし。
　リッチ階層とか，中高一貫教育のため，高校受験がない事に魅力を感じる人とか，成績に自信がある子どもの一部が受験します。
　大部分の子は，地元の公立中学校へ受験します。学校選びは先送りで良いということでしょう。

　
　「優秀な子は，みんな私立に行ってしまうなぁ。地元のために，残って欲しいんだが，そんな勝手は言えないよなぁ。」

　は～。そう来るか。
　なんか，就職活動みたいなこと言うな。
　その子の人生なんだから。


　でもね。どんどん人材が出て行く中学校区では，結構深刻なのかも。全体のレベル低下にもつながるし。そうすると，ますます出て行くという，悪循環になってしまうのかもしれない。
　小学校の先生方も，いろいろ大変そうだけど。進路指導も加わるとなれば，ますますかな。

　「授業だけじゃ全然ダメって，みんな塾通いだし。授業で，受験対策なんてとても扱えなし。」

　とりあえず，Shineの勤務する中学校では，進路指導は高校進学がほぼ１００％。そうくると受験対策はあたりまえなので，そう言う意味では，簡単なのかもしれないのであった。