カテゴリ:万引き
こんな事はもう行われているし、実際は行われていないから
有効ではないと言う意見もあるが、これが私の言う 万引きは永遠に不滅なのだという理由である。 店舗側の対抗策として一般的なのは、「大きな声で挨拶」「目を見て挨拶」 「こまめに売り場を歩いてすれ違い時に挨拶」といった間接的な守りが中心となりますが、 最近は防犯カメラの設置強化が進んでいます。 例えば、よく盗まれる商品の近くにカメラを設置してみたり、 犯罪抑止効果を狙ってダミーの防犯カメラを設置したりとさまざまです。 最新の防犯カメラは、ドーム型になっていてカメラの位置や方向の切り替え、 ズームが自由自在にできる可動式の製品もあります。 売場の死角にピンホールカメラを設置している店もあります。 店長によっては、ほぼ1日中、店舗の裏側の事務所にいて防犯カメラの映像を ている人がいます。その映像は自宅でも確認できるそうです。 日頃はあまり商売熱心でない店長でも、ほぼ100%の確率で防犯カメラ映像の確認と 万引き犯の確保に熱心です。 「だったら防犯カメラの台数を増やせばいいのでは」と思うかもしれませんが、 そう簡単ではありません。万引き被害は減少するかもしれませんが、カメラの設置コストが膨大な 額になります。一般的なシステム一式で約80万円程度もかかります。 できるだけ少ないコストで効果を発揮できるようにいろいろな工夫をしているのです。 防犯カメラがたくさん設置されているコンビニがあったとしたら、 万引き被害が多い店だと思います。客からすればカメラがたくさん設置してあると、 どこからか見られている気がして「気持ち悪い」と感じてしまうかもしれませんが、 そうせざるを得ない実情があるわけです。 ほかにも、コンビニでは目視による防犯効果を高めるためにコンビニの商品棚を 低く設定してあります。スーパーやホームセンターが背の高さ以上に商品を 積み上げるのに対して反対の動きです。棚の高さを低くして、レジの中にいる従業員が 店内を見渡すことができれば、万引き犯の怪しい行動も分かるからです。 万引き犯を見つけても喜べない事情があります。万引き犯を捕らえても、 非常に面倒な手続きが待っています。 まず万引き犯を捕まえる際は、犯人が店舗から出てからになります。 店内で商品をポケットやカバンに入れた事実を確認し、出口を出た瞬間に捕まえるために 走って捕まえます。捕まえた後は、事務所に連れていくのですが、犯人が女性だった場合は、 男性従業員だと体に触れることができません。「セクハラ」で訴えられる可能性があるからです。 事務所で事情を聞いて確認後、警察に連絡することになるのですが、 この後の手続きが非常に面倒です。防犯ビデオの映像をDVDに焼き直して、長時間の事情聴取に付 き合わなければなりません。警察での拘束は、3時間にも及ぶことがあります。 これだけの手間と時間をかけて捕まえたにも関らず、犯人からは商品が戻ってくるだけ。 その後の抑止効果のためにも警察への通報は必要なのですが、長時間の拘束に見合うだけの リターンはありません。「警察に通報するよりも、この場で説教と商品の返却を求めた ほうが楽だな…」と考える経営者も少なくありません。 さあ、どうしますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.03 06:56:53
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