カテゴリ:政治、思想関連
結論から言おう。神戸のマンションの住民から出た提案の「マンション内挨拶禁止」は禁止するべきだ。
そもそも、このマンションに住んでいる親御さんが「子供には挨拶されたら逃げるように教育をしているから子供が理解できるよマンション内の挨拶を禁止してくれ」という提案がきっかけだとか。そこに、高齢である住民も「挨拶しても返事もないので気分が悪いから、それだったら挨拶をやめましょう。」そして、この提案が可決されてしまった。この後味の悪い結論にマンションの管理組合の理事さんが疑問と戸惑いを神戸新聞に投稿したことがツイッターで拡散されてネットで論議をされている。 確かに事実としては過去に挨拶をした、挨拶をされた子供が殺されてしまった事件は起きたから親御さんとしては心配で事件後から「挨拶をされたら逃げろ」と子供にしつけたくなるのも解かるが... 挨拶は社会でのコミュニケーションの基本中の基本だから、それを禁止っていうのはいかがなもんであろうか。 なんでその神戸の親御さんは「挨拶をされても知らない人についていってはダメよ!」と教えることができなかったんだろうか?こんな簡単な説明すら出来ないほど「親」がおちぶれてしまったみたいだね。なんとなく想像はできるけど、その親御さんは「モンスタークレーマー」なのではないか?屁理屈、単細胞、アマノジャク、言い方は色々とあると思うが親の質が低下しているのが原因ではないか? このマンション内での「挨拶禁止」が外に出て広まってしまうと社会が「挨拶をしない社会」になるほうが恐怖じゃないか? これが過激になると「人を見たら逃げろ」になっちゃうよ。それにしても最近の日本の社会はおかしくなってきているように感じているのはオイラだけか?なんか全てにおいて表面上の問題をとりあげて一部の人達だけで結論を出している気がするんだけどさ。 SNSで個人が意見を言いたい放題言える社会。そしてそれに賛同する人、ウソや偏った考え方を信じてしまう傾向が当たり前の社会になってしまったのでは...そしてマスコミはネットに流れている記事をそのまま新聞やテレビで扱う。テレビよりもネットの方が早く情報を流すことができるからね。世の中「早く、早く」という風潮がより早くなっていく。日本の「流行り物が廃れる」は世界一早いんだって。ある意味アメリカを抜いてしまったんだよ。今後は「日本で流行ったものがアメリカで、世界で流行る」この傾向が強くなるんじゃないか...PPAPもその一つなんだよ。きっと。 何回も前からブログで紹介していたけどさ海外では「挨拶」は自己防衛の最前線である行為としてとも考えられている。私はアナタに敵意はないから「挨拶します」だからアナタも敵意がなければ挨拶をかえしてください。簡単に言うとこのような理屈が基本となっているんだ。 知らない人だら挨拶をしないんではなくて、知らない人だからむしろ挨拶をするんだよ。その人を知るためにも。 戦後の日本は大きく変わった。とくに従兄弟や親戚が減った。核家族が増えた為だ。コミュニティーに知り合いがいなくなった。お隣さんとも知り合わない。誰も他人のことを気にかけなくなった。見知らぬ人でも困った人がいたら助ける。この考え方もなくなっちゃうのか?迷子の子供が路上で泣いていても見てみぬフリをしてほっておくのか? 知らない人の助けは受けない!?こんな社会にしたいのだろうか? あまりにも寂しい社会じゃないか? 挨拶はしようよ。「おはようございます。今日は天気が良くて気持ちがいいですね!」「寒いですね」「雨がべたついてイヤですね」それくらの会話をしてもいいんじゃないのかな? みんなはこの神戸のマンション、挨拶禁止案をどう思う? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[政治、思想関連] カテゴリの最新記事
|
|