カテゴリ:モンタナまん
今朝、朝一番から悲しみを感じなければならなかった。久しぶりに大学の時の元恋人から連絡があったんだ。テキストメッセージが送られてきた。久しぶりだなぁと笑顔で読もうとしたら自分の目を疑った。僕の留学時にできた親友が月曜の朝、心臓麻痺を寝ている時に起こし、ひきつけを起こして死んだという知らせだったんだ。幸いなことに彼にはルームメイトがいたからすぐに発見されて良かった。孤独死でなくて良かった。それにしても46歳、若すぎるよ。
ここで彼との思い出を少しだけ語らせてもらう。 ナニから話していいかわからない。彼との出会いから話すと複雑だからザックリいうと、僕の大学の寮の部屋にいつも遊びに来たわけ。そして行動を共にしたんだ。どこへ行くもほぼ一緒でまるで義兄弟。彼が年下だったんだけどアメリカ生活のサポートに全力をかけてくれていたんだ。二人でジョンの拳銃を撃ちに彼の日産のトラックで荒野の荒地にいった。耳が聞こえなくなるほど撃ちまくった感覚は今でもよく覚えている。二日ほど聞こえなかったよね... ジョンはCoorsビールが好きでね、彼の部屋には空き缶が壁一面にきちんと積まれていて、大きなCoorslightビールのバーナーが他の壁一面に張られていてさ。その間に挟まれた2人はジャックダニエルにアップグレードしちゃってさ。ある雪の夜はジャックでベロンベロンになりも、ジョンのトラックでキャンパスを走りまわって危うく見つかれば退学になるところだったんだ。そしてお互いの手のひらをナイフで切って、血だらけの手のひらをすり合わせ、お互いがギュッと硬い握手を交わす儀式!?をしたんだ。ジョンにアメリカ流、軍人流の兄弟の契りを結ぶための儀式だと説明されてね。その時に、べろんべろんでこんな話をしたんだ。 ジョン:「Soよ...もし戦争になって日本とアメリカが戦うことになった時に、もし、Youと戦場で鉢合わせになったらYouをアメリカの為に殺すからYouも日本の為に同じ事をしてくれ。お互い国の為に戦うんだ。それが例えMYBrother So、お前だとしても。YouもYouの国の為にミーを殺してくれれば本望だよ。」 自分:「わかった。そうする。迷わず。約束する。」彼はとても厳しい軍人の家の出身だったんだ。家のレベルが凄かった。超ボンボン。だけど彼に愛国心をアメリカで教わった気がする。戦争映画プラトーンが大好きでね。何回も一緒に見せられたね。あのポーズが好きでね。映画の最後のシーン。真似してたよなぁ。映画見て一緒に泣いたもんなぁ。 あの会話はまるで映画のワンシーンだよ。英語じゃなかったら語れなかったかな。イケメンのアメリカ人のジョンだったから出来たんだよね。日本語で日本人同士では滅多に出来ない話だったのは確かだ。 次の日になんて馬鹿なことをしてしまったのかと、傷ついた手のひらの痛みは今でも忘れられない。そしてジョンがこう言ったんだ 「昨夜の俺達ラッキーだったよな。良かったよ通報されなくて。見つかったら俺達アウトだったよな!危なく2人で仲良く(退学)だったな。ラッキーな俺達だな!」 素敵なアメリカ人メキシコ人のハーフ顔のジョンの素敵な笑いに、ごまかされた僕の肩をたたきケロッとしていたからな。 そんな彼と2人で14年前に彼の地元デンバーで再会した後は、彼の電話番号が変わり、音信不通だったんだ。フェイスブックでも何故かお互いを見つけることができなかったし。いつか解かるだろうと日頃から考えてはいたんだ。そのうち見つかるだろう... だけど解かったのが今日で、そして死んだなんてニュースは予想していなかったよ。 人が死ぬのは当たり前。戦場だろうが家の中であろうが、撃たれて死のうが、心臓麻痺で死のうが結果は同じ。 わかってはいても悲しい気持ちも同じだよ...これも当たり前だよね。 思い出がある人との死別。つらいよね。 しかし今後、何回、何人の友達の悲しい知らせを聞けば自分は強くなるのだろうか... まあ自分が先に死んじゃう事もありえるから。聞けないかもしれないけどさ。 その時はしょうがないよね。 彼についてもっと書けるけど今日はこれくらいにしておく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.02.23 13:22:10
コメント(0) | コメントを書く
[モンタナまん] カテゴリの最新記事
|
|