カテゴリ:モンタナまん
面識はないんだけど大学時代の恩師であったロンコクラン先生の娘さんが36歳という若さで亡くなってしまったという悲報が届いた。プエルトリコのアパートで遺体が発見されたということだった。
死体解剖がされたかも確認が取れないまま火葬されて遺骨はロビンさんのお姉さんに渡されたとか。 当然、死因は不明だそうだ。ロビンさんはメンタルヘルスの病気を患わっていたんだ。本人は処方薬を嫌い薬は飲んでいなかったらしい。そのことが正しいか悪いかは別としてもここで問題なのはロン先生になんの知らせもロビンさんのお姉さんからなかったことかな。ロン先生の奥さんは癌で何年も前に他界していて、その頃から娘さん達とは険悪な関係になってしまったんだ。そして現在はロン先生は一人で生活をしていて、更に不幸なことに本人まで記憶障害にまでなってしまっていたんだ。 そんな時にロビンさん悲報が届き、とても大変な状態なんだよね。 オイラはたまたま電話をロン先生にした時にこの事実を知ったんだけどさ。 だから正直、先生の家に行って話をする事をためらったんだ。 本当に一人で孤独な状態にいた恩師だよ!?ほっとけと言われても行くしかないんだよ。 心配だったから家に行ったんだ… 先生は悲しみと怒りで満ちた表情で生気がなくて少し怖かったよ。ここ数年に度重なる不幸な出来事が彼の人生を大きく変えたから死と隣り合わせの瀬戸際。言葉を慎重に選びながら会話をしたよ。 先生からの初めの一言は「君の娘たちは元気か?」だよ… 「いろいろとわがままですが元気にしています…」これがオイラの精一杯の返事。 オイラみたいな若造が70歳を超えた恩師にどうこうすれば気分が良くなるよと助言をしたところでどうこうなるわけないことを承知の上でいろんなことを話したんだ。自分が思っている人生観の話だとか、落ち込んだ時の気持ちの紛らわせ方とかさ。とにかく心から思っていることを話し続けたの。 そうしたら先生が「君はなんでそんなに話をしてくれているんだい?理由は?」と質問されたんだ。 オイラの答えは「わかりません。」だった。先生は初めてニッコリして「いい答えだ。」って言ってくれたんだ。大学時代にはこんな答えは認めえて貰えなかったけどね。先生も胸に秘めていた思いを吐き出すように喋ってくれてさ「君のお陰でスッキリしてきた、ありがとう...」遠くを見ながらだけどそう答えてくたんだ。 先生に気持ちが伝わって良かったよ。 人間、困った時、悲しいときはお互い様じゃん。小さいこと、些細なことでもコミュニケーションを正しくとればそれだけでも十分よい。 お人よし、人がいいから騙されないように注意は一応するよ、おいらだって。 でもね、これはただの善意で先生の所に話に会いに来たんじゃないんだよ。 恩返しでもあるんだよ。オイラにとってはね。 学生の時にあれだけ滅茶苦茶をしていた問題児だったオイラを見捨てずに面倒を見てくれた先生の一人だったからね、ロン先生は。だから今、オイラが行動をしなければいつ、誰がやるんだ!?ということだよ。。ただそれだけ。 今夜はオイラの娘達と少し喧嘩気味な態度をお互いがとっちゃって険悪なムードになってさ、危うく天邪鬼な態度にオイラがなりそうになり娘たちの面倒を放棄しそうな場面もあったんだけど、素直になって娘達に謝ってさ、仲直りしてオイラの家に来てもらったという出来事まであったんだ。ロン先生の話や娘さん達との関係を思い出してさ、自分に言い聞かせたんだ。大人の意地をはるなってね。子供ってすごく繊細でさ、純粋だから大人の一言で凄く傷つくんだよ。たまに大人は子供の気持ちがわからなくなっちゃう んだよね。変に成長して大人になろうとするからさ。子供に対して大人がみっともなく意地をはると損をするのは大人なんだよね。よくわかっているつもり。やっぱり子供は大切に育てないとね。自分の鏡だよ。子供ってさ。 他人の娘の死から学んだ事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.04.20 15:56:39
コメント(0) | コメントを書く
[モンタナまん] カテゴリの最新記事
|
|