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2005年03月05日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
■★『マラルメを読むのはマラルメになることだ』
と第966夜の最後に書かれているので、ぼくもさっそくツケ髭をして鏡の前に。
そして自画像を描いてみる。

マラルメになる

髪金(パツキン)の
ツケ髭をした自画像は
鏡で反転
版画で反転


マラルメモ


■「情報の歴史」(NTT出版)によるとマラルメのトラックタイトル
は『自然主義と新聞』。1880年にはいると『言葉・通信・流行』。
気になったのはそのとなりにあった“マネとマラルメ交流深まる”という一行。
そしてマネはその後、マラルメが仏訳したポーの「大鴉」の挿絵を描いている。
マラルメに変装する(モノクロ)

■それにしても、ぼくは高踏派から象徴主義へという流れをまったく知らない。
うーむ、おぼつかない暗中のロウソク一本。

マラルメに変装する

■版画というのは紙の裏側がキレイだったりする。
裏刷りという技法があるくらいで。

裏側から見たマラルメ


■よくあることだが、画面上で絵の完成度を気にしだすと、時間だけが過ぎていってしまう。
これはマラルメらしくなくおもえる。
方法がしっかりしてればその完成度は一気なはず。
見たいのは方法のギャラリー。
聞きたいのはスタイルの産声。

★『詩が方法なのではなく、方法が詩であったのだ。その方法がどこにあったかといえば、紙に付いていた』

■あらゆる情報が電子化され、書物さえも電子化されるいま
マラルメを読む意味とは何か。

★『著述したい書物があるのではない。書物という絶対的なものだけが空中放散してほしいだけ。マラルメの決意が書物だったのだ』









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最終更新日  2005年03月06日 11時40分36秒
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