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2005年06月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 ジャン・デュビュッフェは「入り口」で闘う男だった。
そうだ、勝負は「入り口」で決まるのだ。

第443夜『五輪書』宮本武蔵。

 兵法の戦いにおいて、その場の“拍子”を制するということは、とても重要である。また兵法だけでなく、この世のすべての事象に“拍子”というものがあり、これを分別しなくてはいけない。
諸芸・諸能はもちろん、立身出世や財産家になる“拍子”もあるのだ。
ここがすごくおもしろいと感じた。

「火之巻」には戦うための実践編が記されている。
ここで共通しているのは、すべてにおいて先んじなくてはならないということ。
「三つの先といふ事」や「枕をおさゆるといふ事」には、敵の心の一歩先を見て、機先を制することが重要であると記されている。後手に回ってはすべて悪しである。事前に看破しなくてはいけないのだ。

“先”や“察知”や“兆し”にこそ勝負の理がある。
これもまたこの世のすべての事象に共通する所。
だれしも一度は人生のなかでの瀬戸を渡るような時期が訪れる。
これを察知することが大事なのだ。さらにこの渡を一機に越すという心持ちが大事なのだ。

 この「入り口」での決闘に興味がある。
ここには、すべての事象との決闘がある。
それはどちらかというと大工のように尺でもって対象を計る戦い。
これを『兵法の利にまかせて、諸芸・諸能の道となせば、』
きっとグレングールド(第980夜)やジャコメッティ(第500夜)になる。

我、この書を「筆法記」として能々吟味すべし。





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最終更新日  2005年06月24日 01時55分26秒
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