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なんだかぼんやりとしたものが描きたい気分であります。
何かをぼんやりと見ているとそれが何かに似てくる短い時間が フトおもしろいと感じたのであります。 ぼんやり研究の本家はこの人 『キリンのまだら』『割れ目の科学』の 第660夜『俳句と地球物理』寺田寅彦 『甲が空間に一線を画する。 乙が其れに続けて少し短い一線を画く。 二つの線は互に或角度を保って居るので、此れで一つの面が定まる。 次に、丙がまた乙の線の末端から、一本の長い線を引く。 此れは、乙の線と或角度をして居るので、乙丙の二線が又一つの面を定める。 併し、此の乙丙の面は、甲乙の面とは同平面ではなくて、或角度をしている、即ち面が旋転したのである。 次に、丁が又丙の線の続きを引く。 アンド・ソー・オン。 』 ●これはクレーの『造形思考』ではなく『俳句と地球物理』のなかの連句を説明したエッセイの一説。 これらはぼんやりと似てるようにおもわれます。 『あらゆる連句の規約や、去嫌は、結局此の曲線の形を美しくする為に必要なる幾何学的条件であると思われる。』(『俳句と地球物理』寺田寅彦) ●さて、いまから和紙屋さんに走るのだ。 とにかく滲む和紙を購入するために。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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