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1994年にINAXギャラリー名古屋で企画された 『型イノベーション 凸と凹』のカタログを見ていた。 そのカタログの冒頭には松岡正剛の型論がある いきなりこう。 『たとえば我々の言葉は原型がないとか、型の世界とは無関係だと思われているけれども、実際には空気の振動があって、それを「ア」とか「イ」とか「ウ」とかにしている。情報という意図があって、それに合わせて口を動かすことによって形が出ているのです。言葉は口や舌の形と連動しているわけです。ですから、情報はいったん臨界値に達すると、この臨界値をを継承、転写することが可能になる。』 (『メタパターンの鋳型が圧印されて、型の物語がはじまる……』 松岡正剛) ◎つまり、原型を磁気テープやCDに録音できるということ。 これを“第一次原型作用”という。 これはぼくが版画に感じる第一段階のおもしろさのようにもおもえる。 “ぼんやり”や“かすれ”や“にじみ”が結像する瞬間だ。 そうだ ぼくは版画というよりも“型画”に興味があるのだ。 これは蕪村の「鳶鴉図」か? 寒山拾得のようにも見える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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