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一週間ぶりの日記である。
それほど忙しかったのかと言われるとそれもあるが、実は電話が止まっていてインターネットが出来なかったのである。 なんで電話が止まっっちゃったのかというと当然支払いしなかったからである。 先週の水曜日に電話をかけようと思ったらうんともすんとも言わなくなっていた。 掛かってくるのは掛かってくる。 電話差し止めの第一段階らしい。 そのまま支払いを放置すると掛かってもこなくなりキャンセルされるらしい。 そのまま週末も電話なしで月曜日に払ったが、24時間後でないともとに戻らないと言う事で、やっと火曜日に電話が通じた。 が昨日は眠かったので9時半に寝てしまってやっと今日ひさびさに日記を書いているわけである。 確かに日本にかけたりして高かったが、じーいわく「そんなお金ない」からだそうだ。 この際、ネット上なのでカミングアウトしてみると、お恥ずかしながら我が家はビンボーである。 お手伝いさんがいると書いたのであんまり説得力ない感じもするが、それはそれここはブラジル。 結婚した当初、母を見習い私も大蔵大臣として家計を握る事にした。 大蔵大臣として君臨していた母は楽しそうだったからである。 しかし、大蔵大臣も火の車の家計だと楽しいどころかかえって精神的に負担になるものである。 自転車操業の家計なんてしんどいだけである。 ある日切れて「あんたがやりなよ!」と押し付けてからは我が家の家計がどうまわっているのか知らない。 恐いので見たくないし、聞かないことにしているが、お金に余裕がないのは確かである。 客観的に見て例え、ブラジルだろうが激貧の場合、やはりお手伝いさんは雇えないので、激貧ではないかもしれないが、我が家のビンボーっぷりを紹介しよう。 まずそらぴょんにガラスの部分をかわいらしくいとも簡単にガンガァーンと壊されてから我が家にはコーヒーメーカーがない。 そしてトースターも壊れてしまってから買い換えていない。 なので朝はガスでお湯を沸かしてコーヒーをいれ、パンは網で焼かなければならない。 めんどうっちいが慣れてしまえばそう不自由でもない。 たまにやっぱ買うか!といさんで電気店に行っても、ろくな家電もなくオプションも少ないと言うのに値が張るので、ついついまいっかと二の足を踏んでしまう。 次に水。 スーパーでいちいちミネラルウォーターを買うのは大変なので、20ガロンのお水を配達してもらっている。 が、その20ガロンを逆さまにしておくベースがない。 常にお手伝いさんがよいこらしょっと持ち上げてポットに小分けしておいてくれている。 ベースも床に置いて冷たいお水も出るようなのだと400へアイスくらいする。 どうせ買うなら良いのがいいからと思って買おうかと思うがついついこれもまた二の足をふんでしまうのである。 極めつけは冷蔵庫。 水漏れするのである。 何がどうなったらどこからあんなに水がでてくるのか理解できないが、ドドドーッと水がでてくるのである。 野菜室も水浸しになってすぐに腐ってしまう。 修理すると900ヘアイスと言われたので、それなら新しいのを買ったほうがいいと思うが冷蔵庫を買うとなると3000へアイスはする。 だがいまの冷蔵庫、水漏れはするものの冷蔵庫本来の冷やすという機能は立派にまだ果たしているのである。 応急処置として水漏れする部分にタオルをかませてそのタオルをタッパーにいれて水がそこにたまるようにした。 人間慣れるものである。 朝、冷蔵庫をあけてタッパーになみなみと水が溜まっていたるするとふっふっふっふっふ~~~と妙に勝ち誇ったような気分になる。 完全なるビンボーボケである。 ブラジルで暮らし始めた頃、自分の落ちぶれた環境を思うと将来や老後を考え真剣に眠れない事もあったが、だんだんブラジル人化してきたのか自分がどこまでビンボーな生活になるのだろうか?と逆に面白がってしまう自分がこわい。 なんとかなるでしょ♪って思って悲壮感があまりない。 さらにビンボーな話をすると、最近カードを使ったことがない。 いつもニコニコ現金払いである。 何回かスーパーで「使えません」と言われてから恐くて使えないのである。 なんで使えないかと言うと、常にじーが限度額いっぱいいっぱい使ってアメリカから車のパーツを買っているからである。 そのパーツをこっちで売るためである。 車好きのじーは留学時代サンディエゴで車関係のお店には足しげく通っていたので、そこのお馴染みになり、パーツを送ってもらったりしているようである。 しかもこのブラジルで何が必要なのか良くわかっているようでパーツがつけば割と簡単に買い手がつくようなのである。 パーツはたかいのだけれど、そこはブラジルないものが多いので常に需要より供給が少ないのである。 コンスタントに物が届けば問題ないのだが、そこはブラジルの郵便事情、税金対策で闇ルートで送ったりするのでなかなか届くのに時間が掛かったりすることもあり、そうすると現金が入らないのでカードの支払いが滞り、カードが使えなくなるのである。 常にそんなことがあるのでいつカードが使えるのかわからないので、使っていない。 うちがビンボーなのは理由がはっきりしている。 じーは一年ちかく失業中だったのである。 一応じーは今4つ仕事をしている。 仕事と言っても一つは上に書いた車のパーツ売り。 じーはホンダクラブというホンダの車好きのグループのホームページのモデラドール(管理人)をしているのでこのグループでイベントにでたりもしていた。 ホンダ好きと言う事もあり、意外と立派(?)なグループらしくホンダの工場に招待されて見学に行ったりしたこともあってとても喜んでいた。 毎週木曜の夜はホンダクラブの会合があり、そこでパーツも売れるし、車好きの友達が集まって楽しいのか毎週ホンダクラブのTシャツを来ていそいそと出かけて行くのである。 まさに趣味と実益を兼ねた仕事であるが、まったく不安定な収入である。 もう一つは、ニューヨークでネットで元気が出るサプリメント(あやしい系)を売っている会社があって、ポルトガル語版のホームページを英語から翻訳する事でブラジル向けの販売のコミッションをもらう仕事である。 これは一度訳してしまえばあとは販売数に応じてコミッションをもらえると言うまるで夢の印税生活のようなお話だが、これもまた今のところ大した事ない、これまた不安定な収入である。 もう一つは低所得者向けの保険代行だが、これもなかなか話がすすまないので期待薄である。 唯一なんとか定収入になりそうなのが、2月から始めた車の修理やメンテナンスのお店の共同経営である。 いまのところどれもこれも泣かず飛ばずだがこれだけやっていればどれか一個くらいうまくいくでしょう。。。 さてここまで書いてどうやって無収入でしかも私のお店も赤字経営で生きているのかというと、幸いな事にじーのお父さんが残してくれた会社の配当金があるからである。 なのでなんとかそらぴょんも幼稚園に通って私たちも食いっぱぐれないのである。 そんな親のお陰で暮らしているのでビンボーだと言ったら罰があたるかもしれない。 がしかし常にカラカラ状態である。 人間持っているものをいったん失ってみると小さなことでも有難いと思うものである。 現に電話があるだけであぁ助かった。 インターネットでこうやって日記を書けるだけでシアワセ~な気分になるもんである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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