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カテゴリ:サンパウロの生活
もう4月ですね~。
年々、月日の経つのが早くなってくる気がします。 さらに季節感のない国に住んでいるとあっという間に一年も終わるので、気がついたら死んでるんではないかとおもう今日この頃です。 こんな季節感のないブラジルに昨日四季の国にっぽんの友達から子供の内祝いが届きました。 何が届いたかって、お茶。 手紙には「春を感じるお茶をみつけたので」と書き添えてありました。 その名も「サクラ」。 デパートに売っている色々な茶葉を好みによってお店でブランドしてくれるオーダーメイドのお茶屋さん。 丸い銀の缶に入って、桜の絵がくっついてきて、見るからに春のお茶。 あぁ、やっぱり日本はいいよね~。 繊細かつ種類も豊富。 お茶一つにしてもお買い物するのが楽しいのだから。。。 その桜のお茶ともう一つはオリジナルブランドらしき南国風のマンゴティーが二つセットになって届きました。 マンゴティーの缶には内祝いらしく、赤ちゃんの名前が刻まれていました。 おぉ、なんてシッキ(高級な)内祝いなんだぁと半分ブラジル人化した私はついついいわゆるブラジルのレンブランシンヤ(ブラジルの内祝いみたいなもの)と比べて感心した。 ブラジルは例えば出産のお祝いを持っていってその帰りにもらうレンブランシンヤと呼ばれるお返しみたいなものは大抵ケチクサイろくでもないものだったりする。 石鹸とか子供だましの試供品くらいの大きさのコロンなどである。 いいとこチョコかお菓子(しかも一口サイズ)なのでなんともチンケなもんである。 それに比べてオーダーメイドの名前入りのお茶。 ブラジルではお金どうこうの問題以前にそんな高級なものがない。 なんとも貧相でリッチ感がない。 きっとお金に糸目をつけなければあるのかもしれないが、一般レベルはもちろんの事、ある程度のクラスではどうしてもケチクサイもので終わってしまうのである。 かくいうそらぴょんの場合も動物の形の石鹸だった。 ま、逆に考えるとお返しに気を使わなくていいし、お金もかからないので良いといえばいいのだけれど。 よく考えてみると日本で出産祝いをくれた方に対しては確かに私もそれなりにピーターラビットのクッキーと陶器入りのはちみつのセットを送った事を思い出した。 とってもかわいくて少し予算オーバーだったが、友達の受けはよかった。 さらに親戚関係にはまた別のそれ相応の年齢に応じて内祝いの内容も変えて送ったのである。 なので私の友達のそのお茶の内祝いはごく一般的なものという事だ。 ま、確かにちょっとしゃれた内祝いだけれど、普通なのだ。 それなのにその内祝いを「高級な」と思ってしまった。 あぁ、発展途上国暮らしが長引いて貧乏な垢がこびりついてしまったんだな。 がが~~~~~~~~ん!である。 さっそく頂いた「サクラ」のお茶は何とも上品な桜の花の香りがした。 桜餅なんかも思い出して無性に食べたくなった。 遊びに来ていたこれまたブラジル暮らしの長い同じく3歳の女の子がいる友達とふたり、リビングのちゃぶ台をはさみつつ、「いいねぇ日本は」とバタバタ走り回る二人の3歳児をよそ目にズズッとお茶をすすったのである。 最近暑いので床にはイグサの寝茣蓙マットを敷き、日本の足のたためる座敷テーブルを囲み、さくら茶を飲んでNHKばっかり見てる私の家に来ると大抵友達は「ここどこだかわからないね。 日本にいるみたい」とよく言う。 私もまったくブラジルは無視して日本式に生活しているかもと思う。 快適だからいいけど。 取り囲まれた環境はどうあれ、私もうちのアパートの中は好きである。 自分の好みですっかりリフォームしたわけだから当然と言えば当然だが。。。 いつもあぁ、どこでもドアがあってドア一つ通ったら日本だったらうちのアパート最高なんだけどなぁと思うのである。 一番欲しいもの。 どこでもドア。 それさえあれば日本で働いて物価の安いブラジルに住めば、いいのになぁと思う。 あほやね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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