卒園式→年末発表会
さて卒園式ですが、期待はしていなかったもののやっぱりなんだかな~ってな感じで、あれならでなくてもよかったんでは・・・と思いました。それでもいつかはいい記念になるんだろうか・・・。いっこ上の子たちにとってはまぁ、たとえ式服がキョンシーみたいでもかぶってる帽子がおばあちゃんのベッドサイドのスタンドみたいでもそれなりによかったんだと思います。このよだれかけみたいなのはなんだろう?ともおもいつつ。着ている物や手作りっぽくてなんかやすっちいのなんかはこの際どうでもよかったんですけど、幼稚園側の配慮のなさにがっくりきました。縦笛の披露や両親や先生への感謝の言葉を述べるのがあったんですが、そらぴょん初め4人いる付けたし卒園生は同じように並んでいても一言も発することなく、いっこ上の子達が縦笛を吹いている間も手持ち無沙汰でその場に座っているだけでした。まるで出来ない子、みたいな感じでした。状況はみんな分かっているのでだれも出来ない子という感じで見はしませんが、それにしてもあんまりでした。一年かけて縦笛を練習してきた子達と同じように縦笛を吹くのは無理だと思いますが、だったらカスタネットでも鈴でも持たせてくれればよかったと思うんです。感謝の言葉も代表の子が言うならいいですが、一つ上の子達は全員一言づつ言ってたんです。 それもなし。その言葉も別に難しいものでもなく、「お母さん、ご飯作ってくれてありがとう」みたいな簡単な言葉(しかも日本語です)。 いくら急に決まったこととはいえ、5歳児でもそれくらいいえるはず。まさに「おまけ」でした。笛がないなら4人だけで歌を歌わせるとかあってもよかったのではないかと思いました。一つ上の子のお母さんの中には子供達の感謝の言葉で感無量になり、涙する方もいました。 その気持ちは分かるもののだからこそおまけ4人のお母さんはよけいしら~っとなってました。その後、みんなでケーキを食べてお祝いしたのですが、そらぴょんの4人の保護者は、あほらし~ってな感じで早々に帰ってきました。当日は雨、しかも夜。 サンパウロの大渋滞に巻き込まれ、なんだか行かなくてもよかったのでは・・と思ったのでした。もちろん、次の日に幼稚園側に不満に思った事は伝えました。「急なことで時間がなかったので・・」と言われましたが、それでも「一言言わせるくらいは出来たはずだし、笛の時も鈴やカスタネットえお持たせてもよかったはず、でなければ4人で歌という手もあったはずです。 配慮がなかったのでは?」と言ったら「確かにその通りで申し訳なかった」と言っていました。「この苦情は来年に向けて反映させますが、そらぴょんちゃんにはどうしようもないのでもうしわけありません」と言われました。終った事は仕方ないですが、同じ卒園代を払っているのにあまりの虐げられよう、、と思ってしまうのでした。ブラジルだから仕方ないですが、それにしても手際悪しでした。プロのカメラマン(自称ではないかと思われる)もなんだかいい加減で卒園DVDには写真撮影もセットだったんですが、その撮影現場はどこに並ぶのかという指示もなく、ただグチャグチャになんとなく並んでる人から撮っていてごった返し、園児だけを撮って終る人も居れば、家族で何枚も何枚も撮っている人も居れば、でした。記念撮影って普通たくさん撮った中からいいのを選びますよね。だけどそらぴょんに限っては2~3枚適当に撮っただけで終りました。写真3枚セットだそうですが、いったいどんな写真なんだか。選ぶどころかそれしか撮ってないので、下手すりゃ目をつぶってるかもしれませんねー。そんな卒園式に不満を覚えつつも、さすがにもう7年もブラジルに住んでいると過度の期待をよせてはいけないのは分かっているのでさほど怒ってもいなかったわけです。 不満は不満として伝えたというだけで・・・。 そんな事があった水曜日の後に迎えた土曜日の年末発表会。この年末発表会もそらぴょんが出るのは今年で3年目。 1年目は幼稚園の発表会なのに付属小中生の劇に組み込まれ、なんと5時間以上にも及ぶ大ダラダラ劇に辟易し、ものすごい不評でした。それを受けての去年の2年目は、幼稚部だけこじんまりとまとめて1時間ほどで終わり、サンタも登場するなどしてよかったのですが、そらぴょんの衣装がドラえもんでした。 しかも全員ドラえもん。 それはまるでドラえもんカラーのモジモジくんでhした。ドラえもんのお面の被り物で目は押しつぶされ、親でさえビデオをズームにしてもどれが我が子かわからなかったくらい。 しかもこのモジモジくん、大人用なのではないかというくらいでかくてサイズは一律して全員Mでした。あまりの大きさに早生まれの子のお母さんは絶句してました。しかも日本語部とはいえ、母体はブラジルの幼稚園なのでブラジル人の保護者もたくさんいるなか、登場した知名度ゼロのモジモジくん集団の踊り。そんな中響き渡るドラえもんのテーマソング「あんなこといいなぁ~」なんだこれ?っていう空気も流れシーンとしてました。救いだったのは子供達本人はドラえもんに喜んで楽しく踊っていた事。だけど親の私としては、上の学年はバレエでかわいいし、したの学年はミニーちゃんでかわいかったのにそらぴょんの学年だけモジモジ君ドラえもんしかもポケットが白ではなく、銀色で縫い付けられていたので宇宙人チックでもあり、でムムムだったのですが、来年は女の子はバレエだからかわいいわよ~と励まされてやってきた3年目。衣装が届いてみるとたしかにバレエのちょうちょさんで可愛かったです。それなのに発表会当日、衣装を着せてみると、、小さい、、、去年は大人用かと思うくらいでかいMサイズの衣装。一年たって大きくなったのに今年の衣装のサイズはP!レオタードで股のところでパッチンと止めるんですが、ちょっと小さいどころじゃなくて全くとまらない。かわいいバレエの衣装でも大矢昌子みたいにパンツが見えたら超間抜けじゃあないですか!なんなんじゃ~、この幼稚園は!身体にあわせて衣装作るんじゃないのかよっ。発表会代108へアイスも取りやがったくせに。なんせ当日の朝なので、どうする事も出来ず、パニくってそらぴょんより体の小さい子の家に電話して「もしかして間違ってそっちにMサイズが届いてる?」と一縷の望みをかけて電話してみると彼女も「そうなのよ~。 いまほどいて布を付け足して縫い終わったのよ」と言われ。。。 彼女は昨日の夜に着せてみたそうで急いで夜なべしたそうです。 だけど私は当日でもうそろそろ出かける時間。縫ってる暇なんかなく、苦肉の策でタイツの中に入れ込んで乗り切りました。幸い舞台でパンツ丸見えにはなりませんでしたが、それにしても高いお金を出して買った衣装、せめてどこかでまた使えるといいのにこんなに小さいともう使うこともできず、もったいないです。それでもまだ着れたのでよかったです。パンツに入れ込んでも発表会には出れたわけですから。だけど、そらぴょんより小さいと思っていた子は上も入らず、上もはずして布を足したそうです。 彼女は前夜だったから間に合ったけど。そらぴょんは細いので上は辛うじて入って助かりました。上も入らなく、当日だったら出れないところでしたからね。大嫌いなバレエなのに一生懸命我慢して練習したのにそれで出れなかったらどうしてくれた事でしょう。それなのに幼稚園の先生は「試した時は入ったのよ~。 Mだったらものすごぉ~く大きくて肩がびろ~んってなるからPにしたの~」とのたまっていました。 大きいほうが肩を詰めてまたどこかで使えるじゃんと思いつつ、「まぁ、ためしに着せなかった私も悪いんですけどね」と社交辞令で言ったら、私の肩をガシっと持って「あたりまえよぉ~」と揺さぶられました。 おい、身体にあわせて注文する衣装が小さくて入らないなんてありえないだろ!と心で叫びつつ、その先生はその年末発表会を最後に寿退社されるので、ぐっとこらえた空夏ビーチでした。その先生、日本人ですが、もう13年も日本には帰っておらず、ご主人に先立たれシングルマザーでこのブラジルで生き抜いてきた人なので、感覚がすでに日本人ではなく、ブラジル人なんだと思います。まぁ、めでたく結婚する事になり、いま正に幸せの絶頂といった感じです。 ちなみにお相手はシアトル在住の日本をこよなく愛するアメリカ人のお医者様だそうです。お幸せに~。最後に発表会の衣装です。そらぴょん、嬉しそうなのでまぁいっか。ちなみに肩をガシっと掴んだ先生は右側の先生で左側が後任の先生。