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カテゴリ:韓国エンタ-ティメント関連
サムルノリとは、朝鮮半島に昔からある農楽(豊作祈願や豊作を祝う際に農民たちに よって演奏された韓国の大衆音楽でプンムル(風物) とも)をルーツに1978年 金徳洙(キム・ドクス)をはじめとした4人の演奏家たちが結成したグループの名です。 彼らは男寺党(ナムサダン)という村々をまわり、プンムル公演をしながら生計を たてていた旅芸人集団の出身。 (今ではこのような集団はなくなってしまったとのこと。) サムルとは漢字で「四物」を意味し、農楽で使用される楽器のうち、ケンガリ、 チャンゴ、プク、チンの四つの打楽器のことをいいます。 ノリとは韓国語で「遊び」といった意味。 最初はグループ名にすぎなかったサムルノリは、今では一つの音楽ジャンルとなりました。 つまりは、4つの打楽器を使って4人で演奏すること自体をサムルノリと呼ばれるように なり、サムルノリを演奏するグループもたくさんできました。 そんななかの、元祖中の元祖でもある金徳洙ら4人による30周年記念公演が光化門の 世宗文化会館で3月6日、7日と行われます。 メディアの宣伝で、前から行きたいと思っていたのですが、そうこうしているうちに 時は流れ・・・ そんなとき、運良く大学の友人Nからチケットが手に入った(それもタダで!)との 連絡を受け、大興奮の私。 昨日の5日にサムルノリ公演を観ることができました。 (昨日は招待客を中心とした前公演だったようです。) 私にとっては、金徳洙の演奏は3回目です。 (韓国、日本でそれぞれ1回ずつ公演を観ました。ビデオなどでは数知れず) 実は、私自身も大学時代の4年間というもの韓国研究会というサークル(部)に所属し、 活動の一環として韓国伝統芸能である農学をやってきた一人でもあったりします。 (1年のときはソゴ、2~4年まではチャンゴを担当) 1年のときはいやいややっていたこの農楽も、2年になるころには、もう楽しくて 演奏するのが待ちきれなくなるほどになっていきました。 今でもどこからかケンガリやらチャンゴやらの音が聞こえてくると、そのリズムに もうたまらなくなってしまう(笑) すっかり、私の体に朝鮮のチャンダン(長短)のリズムが身についてしまったようだです。 おそらく、同じように大学時代に農楽を演奏してきた仲間たちも同じなんでしょうね。 というわけで、今回の公演も本当に観れて良かったです。 私の中の韓国オタク魂がまたふつふつと戻ってきたような?! 韓国歴も20年・・・まるで熟した夫婦の間柄のような私と韓国の関係ではありますが (最近マイナス方向で考えちゃうことも)中、高のときのような韓国への熱い思いは ないけど、でもやっぱり私には韓国がなくてはならないみたいです。 公演の最後には、メンバーたちが「観客の皆さんも舞台にどうぞ!」ということで、舞台に 上がりたかった私は、友人Nを「ねぇ、舞台あがらない?」と誘い、舞台にあがりました。 そして、同じように舞台にあがった方たちと、サムルノリの演奏の中 リズムに合わせて 踊りました。念願が叶った! (前の公演のときもあがるか迷ったのですが結局しなかったので) あ~~気持ちぃぃと心も体も大満足でしたよ! (舞台にあがったのは・・大勢の観客の中でも40人弱だったでしょうか。) やはり音楽というのは、じっと聴くのも良いですけど、一緒にリズムを体感するのが何より ですね~ 日常のストレスをすっかり忘れ、そして昔の自分のことを思い出し・・本当にとても 良い1日でした。 すばらしい演奏を聴かせてくれたメンバーの方に本当にありがとうといいたいです。 これからのメンバーの方の更なる活躍を期待して・・・ またこのような感動を味わえる舞台に出会いたいものです。 農楽とは http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B2%E6%A5%BD チャンダン(長短)について http://www.han.org/b/nong-ak/ 今回の30周年公演に関する日本の記事 http://www.news.janjan.jp/culture/0802/0802201159/1.php お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.03.06 22:37:38
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