|
カテゴリ:カテゴリ未分類
出典:経済産業省 アニメーション産業の現状と課題(pdf) 「スポンサーから1本あたり5000万出ている制作費が、なんだかんだで 現場に着く頃には800万になっているそうです。」 たけくまメモ : アニメ産業に関する公文書 ニコニ考 - 給料より安い制作費 なんか、メーカー製品の原材料みたいじゃない。 最終商品の値段の2割未満が制作費って。 前から言われてきたことだけど、広告代理店の寡占状態、テレビ局の利権で 中抜きされている実態だよね。 広告代理店やテレビ局は、普通に30代前半で年収1000万円を超えているけれ ど、このような権利構造の元に維持されているんだよね。しかもテレビ局は 労働組合がしっかりしているので給料は仕事の内容ほど差がないそうで、経 理や総務の仕事でも他の会社と内容は変わらないのに1000万円以上だとか (経理や総務のみなさんすみません。でも他の会社はそんなにもらってない よ)。 アニメ製作現場や声優さんは好きで仕事をしていることにかこつけて、月収 8万円で仕事していて生活していくのが辛いとか。 利権構造で守られていると、なんでもこういう実態になりがちである。 DanKogaiさんのいうとおり、ニコニコ動画で直接CMを流していけばいい。 制作費が800万円ぐらいだったら、人気のあるアニメならすぐに100万人ぐら いの視聴者がつくから1人10円のCM代でもペイするんじゃないかな。 アニメは日本で放映されるとすぐに、英語やフランス語、中国語の字幕つけ て世界中でBittorrentで流されてそれを見ている人が多い。 広告代理店やテレビ局は日本の市場しか相手にできないので、ニコニコ動画 でどんどん流した方がいいビジネスになるんじゃないか。 しかし、どうしてこういった利権構造が確立されていったのかが興味ある。 もともと放送局というのは、高い放送機材を買って、アンテナを建て、とて も資本金のいるビジネスであった。国としても自分の国民に対して広報をし たり、教育させていくのに都合の良いものであるから、外国の資本を入れた くない。放送局がきちんと経営できる上で、放送番組に口を出し、免許制に して、しかも経営が傾いたときは助けるというようなことをしなくてはいけ ない、保護の元に立っている。 東京のキー局を除けば、地方はほとんどコンテンツがなく、いつ潰れてしあ まうかわからない状態である。 そういう保護の元で、社外環境が整うと全て利権が過大な収益となっていっ た。そして他の競合他社が参入するのを防ぐ、広告代理店の寡占状態、テレ ビ局の免許制で、だんだんと腐敗していく。NHKは広告代理店と免許制の 両方を持つので押して知るべし。NHK自体は受信料で賄っているので、ギ リギリの状態を維持しているが、子会社をたくさん持ちそこでお金を稼いで いる。 ソフトウェアの世界も同じような利権構造なんだよね。 ただ、オープンソースもそうだけれど、ソフトウェアには日本語という国境 があったけれど、それも徐々になくなりつつあるので、利権構造はだんだん と薄れている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.28 23:50:27
コメント(0) | コメントを書く |