本日、息子の診察に病院へ行った。
発達障碍で2つの薬を処方しているが、その1つはリタリンである。ご存知
だと思うが、今年の9月に自殺する事件が起きた。それからリタリンは一部
の症状を除いて使用できないことになった。
発達障碍の子どもが服用しても習慣性はないようだが、とばっちりを受けた
格好になった。リタリンも食欲減退という副作用があるので必ずしもよくな
いが、選択肢が減るというのは残念だ。
今回はクリスマスで診察というのは、ちょうど薬が切り替わるかどうかで動
向をさぐりたかったため、この時期の診察となった。
息子には薬は要らないんじゃないかと思うこともときどきある。
ただ昨日、名古屋港へ連れて行ったときに息子の行動はどうにもコントロー
ルできなくて、やっぱり薬は必要だなと痛感した。
年々自分でコントロールできるようになっているのだが、とにかく1日中う
るさい。一休さんの番組に出てくる「どちて坊や」のように、「パパ、どう
して~なるの?」と頻繁に尋ねる。一つ答えを出すと、「パパ、~ってなあ
に?」と質問100連発だ。
重要だと思われる質問には答えるが、どうでもいいことや少し調べればわか
ることには無視するか「自分でインターネットで調べなさい」という。「辞
書」で調べなさいと言ったこともあるが、自宅ではインターネットの方が早
い。そのうちググりなさいというかもしれない。
おもしろいことが見つかれば質問が終わるが、一人で勝手に行動する。一緒
に歩いていて、はっときづくと隣にいない。どこかで遊んでいたりする。同
じ年頃の男の子を見つけると、遊びだす。
イタリア村でもフェラーリのお店でずっとラジコンチョロQを見つけて遊ん
でいた。1260円と高くはないけれど、もうおもちゃは買っているので買わない。
1年ごとにコントロールできてくるんだけれど、まだまだ手がかかる。
診察では「いまお悩み事やお気づきの点はありますか?」と尋ねられる。
症状はあまり変わらないけれど、小学校の普通学級には先生に注意されなが
らもどうにか馴染んでいることと、学校の成績について答えた。
特殊学級から普通学級へ移って心配だったことは、成績のことだ。
特に名古屋でも優れている小学校へ移ったので、成績はよくないのではと
思った。結果は平均点だった。親としてはそれ以上を望むけれど、まずは一
安心だ。
字を丁寧に書くし、算数の問題を解くのがおもしろいといい、他の教科もそ
れなりにがんばっているようだ。
リタリンが1月以降入手できなくなるので、今後の処置についてどうするか
聞かれた。
1. リタリンを法律の許す範囲で長期分を服用する
2. これまでと同様で1ヶ月分の服用
3. ちょうどいい機会なので、リタリンを使わず様子をみる
これまで3に挑戦してみようかなと思ったけれど、昨日の状況を考えて2を
選ぶ。リタリンの代わりは、コンサータという薬である。カプセルになって
いて、胃の中で徐々に成分が解けていき12時間効果がある。薬の成分は、メ
チルフェニデートでリタリンと同じだ。
メチルフェニデートについて
息子は昼前に友達の前で飲むのを嫌がるのか、薬を飲むのを時々忘れること
がある。そのため朝1回飲むだけでいいのならばこの薬の方がいい。ただ、
なんでもいいところと悪いところがあるが、このコンサータの場合は副作用
も12時間続くかもしれないのだ。お昼の給食を含めて、食べられないとい
うのは成長期の子どもにとっては辛い。若干低めの息子にとっては辛いかも
しれない。