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カテゴリ:起業
うれしいことに、実際の年齢より若く見られることがある。 その理由は、「あんたは自由だから」と妻はいう。「人間関係や仕事で苦労していないから」決してそうではないけれど、変な感じの軋轢を感じることはない。ずっとスーツを着ていないし、最近はディパックで、フリーターのような感じで通勤している。同年代の人はまずスーツを着ているのに。 もうすぐ、独立していたのを畳んで3か月経つ。 多少の蓄えがあるけれど、毎月の収支を考えると経済的には厳しい状態が続いている。これは妻が収入の多くを、子どもの貯金に優先的に回していて、私の小遣いが1万円という状態にあるからだ。昼は妻からのお弁当を食べ、飲みに行くことはできない。まあこういうときは、どんどん深く根を張っていくことをするべきかなと思う。
ここ数か月は、会社に籍を置かせていただいているけれど、前とやっていることは変わっていない。妻からの「お金」プレッシャーが和らいで、少し冷静になって開発を進めている。 43歳になって能力の衰えを気にしていたが、どうも能力の衰えはあまり感じない。体力的なものはあるから、数日徹夜をしてやりとげるというのは無理があるけれど、スピードは衰えていない。 たぶん未踏のときにうまくいかなくて、今も開発スピードが遅いのは、いろいろ背負っているものがあるからかもしれない。妻や子どものことを考えたり過ごす時間があるので、その心配をしたり対応したり、積極的にかかわったりするので、それがブレーキをするみたいだ。ときには、全部捨てて身軽になりたいと思うこともあるけれど、モノゴトには同時に良い点と悪い点が付いてくるので、身軽になれば精神的に孤独の状態になるので、それがプラスになるかどうかはわからない。 家族がいなくても、中間管理職だったり、社長だったりすれば、部下のことを考えればさらに開発に関してはブレーキがかかって進めることができないだろうと思う。そういえば、Googleの創業者は研究開発をしているんだろうか?Bill Gatesは創業間もなくして、すぐに開発はやめて社長業に専念をしたと聞くけれど。
独立の失敗の反省として、ビジネスプランや経営理念にこだわりすぎていた気がする。 経営理念は、Googleやはてななどのように創造的な仕事をする、ということに重点を置いていた。IT産業は下請け的な構造にあり、これではいいものがつくれないし、それに係る人も浮かばれないので、なんとか鍵になる産業を起こさねばというつもりであった。 経営理念にこだわることは間違いではないけれど、ビジネス環境に沿っていたものかどうか反省することだと思う。お金、人、場所に関する経営資源は足りなかったと思う。その経営理念にこだわるあまり、仕事を選んでいた。 もしがむしゃらになんとか事業を維持していこうと考えていたならば、いまも忙しいなりに事業は続けていたと思う。ただそれが経営理念にそっていたものかどうかが疑問である。経営理念に沿っていたものでなければ、事業をやる意味もないと当時は考えていた。 日本電産の永守社長の話はガイアの夜明けや著作で知ったが、製造業とは異なるが参考になるところがある。創業に関していろいなものが甘い見通しのもとであった。
ただIT関連はまったく経営環境が異なるので、製造業の経営戦略は参考にならずまったく別次元の経営戦略を立てねばならないのだろうということも感じた。 スピード、馬力、オリジナリティ、非常識、国際性、ガラス張り、少数精鋭 というようなキーワードが思いつく。 受託開発の仕事とはまったく正反対のキーワードであるから、受託開発しながら新しい製品を作っていくことが共存しずらい。同じ人では無理だろう。
もし、今独立するのだったらどすうするか?
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Last updated
2008.06.06 09:29:44
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