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金なし、コネなし、フィリピン暮らし タイトルはシリーズものの刺激的なものだけれど、私のようにフィリピン女性と結婚してフィリピンに移住しようと思うのならば、移住マニュアルの入門書として手元に置きたい1冊である。 残念ながら、移住はまだ10年も20年も先の話なので、その頃には事情が変わっていると思うので、今読んでもしょうがない。でもフィリピン、特にこの10年ぐらいは3年に1度くらいしかフィリピンへ行っていないので、事情が少しずつ変わっており、その穴埋めとしては役に立った(とはいっても、携帯電話の変化の他はあまり変わっていないけれど)。 もし移住するかもしれない20年後に、第2版、第3版があったら買いたいと思います。著者もそのときまで頑張って版を重ねてください。 フィリピンについては、ほとんど知識が0の人から在住の人までいろいろいると思うけれども、私が知っている範囲ではほとんど間違いはなかった。 気付いたところを少し書くと、 ・フィリピンでの交通機関は、ジープニーという乗り物があるんだけれど、マニラでは1区間7.5ペソ(15円)と高額になっているけれど、13年前は1.5ペソ(6円)だった。日本はこの20年ぐらいほとんど物価は変わらないから、インフレが進行しているということを示している。 ・ジープニーは地方では後ろに立って乗ったり、屋根に乗ったりするけれど、料金は中で座っている人と一緒です。 ・フィリピンの歯医者は、歯が悪くなれば抜くことしか考えていません。マカティにある日本人歯医者か日本に帰って治療した方がいいみたいです(追記)。 ・フィリピンでビジネスをすることが詳しく書かれていました。「フィリピンでの起業本」というぐらい、法律や福利厚生、税制など他の本ではまったく触れていないことが詳しく書かれていました。実際に起業するときは、少なくとも英語が堪能か、信頼できる弁護士がいないと話にならないと思う。 フィリピンなら日本よりも遅れているから、なんとかなるだろうと思っていると大やけどをするというようなことを著者は伝えたかったと思う。フィリピンには一部の人はとても優秀だけど、多くは日本のサービスや製品、技術が優れているのは間違いない。だけどフィリピンの法律や文化を無視して、日本のやり方を押し通してやることは不可能である。 余談になるけれど、フィリピンって資本主義によって大きく上流階級と下層階級が分担している国です。そのため下層は非常に貧しい暮らしをしていて、末端はスクワッター(スラム)に住んでおり悲惨な状態にあります。しかし、彼らが笑みを絶やさないのは宗教や文化で救われているからです。 たぶん日本のワーキングプアの状態は、フィリピンの現状へ向かっているのではないかと思います。 私もこれほどひどい状態とは知らなかったのですが、 食物不足で世界第3位 だそうです。 http://blogs.yahoo.co.jp/gombiedon/18577122.html 野菜をあまり摂らないので、沖縄と同じような南国でありながら、平均寿命は50代です。ビタミンやミネラルが歯や内臓を蝕んでいくそうです。 このことはまた別の機会に触れようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.12 10:08:01
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