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カテゴリ:起業
独立開業マニュアル―これだけは知っといてや (岩波アクティブ新書) 単行本: 209ページ 出版社: 岩波書店 (2003/02) ISBN-10: 4007000654 ISBN-13: 978-4007000652 発売日: 2003/02 値段: 740円+税 ・税理士のお勧め IT関係の個人事業のときは税理士は私は必要ないと思っています。 飲食業や製造業などのように、材料やお金の出入りが激しい場合は必要かもしれませんが、平均して1日1件もないのですぐにできてしまいます。 結構まめに、領収書を集めていて帳簿ソフトで集計しています。もうほとんど青色申告の準備はできています。 でも中小企業は、毎年の税法改正もあるでしょうし規模も大きいので税理士へ少なくとも決算のときにお願いすることになるでしょうね。10万円ぐらいですか、ちょっと今の私にはきつい。 著者は、若いときに民間企業で仕事をしていた人を勧めています。視点の広さやコミュニケーションの取りやすさからでしょうか。また税理士に、経営指導は無理だと言っています。せいぜい節税のアドバイスぐらいで、実業についてなんもわからんからでしょう。 一般的にコンサルタントといっても、かなり事業ドメインを縛らないと役に立たないでしょうね。しかも絞れば絞るほど専門バカになりすぎてしまうしね。いえ自分のことです。 また社会保険労務士は、会社がの規模がある程度大きくなってからでよさそうです。小さな会社は経理の人が全部兼任してくれるそうなので。 ・補助金のこと 補助金や助成金はありがたいけど、頼ると甘えてしまいます。 だからあまり関わらない方がいいと言っています。 会社はつぶれるし、伸びないから。 実際に周りで補助金もらっている会社をみると、潰れるかどうかというよりも、割に合わないと思います。書類が面倒で、開発の管理という手段が目的になってしまう感じがあったりします。 私が経験した未踏ソフトウェア創造事業は事務作業を管理会社がやってくれたので助かりましたし、いろいろな刺激を受けたという点では非常に良かったと思います。でも収入面では多いとは言えず、そればかりに頼っていたら事業は潰れてしまうでしょう。 ・人の採用について もし今粗利が20万円だったとします。 これでは生活がぎりぎりだとします。(もうちょっと必要ですが) 「仕事の量を増やして粗利が30万円になったとき、増えた10万円でアルバイトを雇う」と考えるか、「20万のうち10万円をアルバイトに渡して、足りない10万円を仕事の量を増やして補おう」というのは、よく似ていますが、順序が違います。 これは後者の方が、事業が大きくなり成功しているそうです。 前者の方は、結局のところ事業規模はそのままで同じことを続けるそうです。 事業規模を大きくしたいかそのままがいいかの検討もありますが、順序が違うだけで考え方やその後の結果に大きく違いがあるんですね。 そう思うと、事業を大きくしたいと思うときは、積極的にアルバイトやパートを雇うことを考えた方がよさそうです。 とはいっても、正社員となると現行の法律制度は負担が重すぎます。 給与の30%のお金を、会社が給与とは別に支払わないといけません。 税務処理やさまざまな手続きを会社がやらないといけなくて、小さな規模でも総務(経理)の社員が必要です。 会社の負担を軽くして、税務処理などを会社ではなくて個人でするようにすれば、、、たぶん経済は少し好転するんではないと思います。 このことで税金を投入する必要もないしね。 (確定申告なんて結構簡単ですよ。ソフトを使えば手間がかなり減るしね。ただチェックするための人材は税務署で必要かもしれないね。大方フィルターで、おかしな数字を弾いて、抜き打ちで税務調査すればいいんではないかと思います。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.30 09:47:25
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