|
カテゴリ:着物
母の7回忌が終わり、 この際、色喪服について復習してみようと スクラップブックの中を検索してみた。 参考にさせていただいたのは中谷比佐子さんの色喪服 黒地の江戸小紋に紫の帯、黒い羽織を合わせて。 羽織を着なければ普段着にもなるので、仕事やなにかの帰りの 通夜の際には便利。 ※ 中谷さんは小物の色は白、羽織紐の色はグリーンを お使いです。バッグはシャネル?草履は黒のエナメル。 とくに黒の羽織は普段の着物を喪服に早変わりさせるので便利。 また、この着物に黒繻子の名古屋帯を合わせるとより喪の色が 濃くなる。 中谷さんスタイルは、喪服用に新たに着物を誂える のではなく、手持ちの着物や帯を活用するもの。 心配りを色で表わす 上段右から 仕事帰りの通夜に (紫地の江戸小紋にグレー地の自然モチーフ の帯。故人は自然に帰っていくからということで) 派手に思えるときは黒の紋付き羽織を着る。 真ん中 通夜、一周忌、三周忌、 (緑色の柳状ちりめん着物に塩瀬羽二重の猫の帯。 故人は猫が好きだったので… 裏は黒の無地なので、表と裏を使い分け) 左 偲ぶ会 (草木染の紬に菊の帯。偲ぶ会などでの黒喪服は かえって目立つそう。) 下段右 偲ぶ会、 (華やかだった女性を見送るときは、あえて 黒々したものを着ずに、少しおしゃれすると 喜ばれるとか。) 左 十三回忌以降、偲ぶ会 (万筋の江戸小紋に桜の花の帯。故人が花好き だった場合。) と、周忌を重ねるごとに喪の色合いが薄くなり、着物の色も 薄くできる。型にはめて考えるのではなく、型を頭に入れながら 「故人をどういう色で送りたいか、ご遺族が喜ばれるかどうか」 と中谷さんはおっしゃる。 草履は脱ぐ場合があることも考えて、花緒を黒にせず、普段履き にも使えるものを。画像は黒のエナメル台に白の花緒。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.14 10:13:49
コメント(0) | コメントを書く
[着物] カテゴリの最新記事
|