《きものSalon 2012春夏号》のP152,153
ふと眼に止まった組み合わせ‥
いつか、この工房のものを見てみたいと思った。
杉山彌太郎さんが主宰していらっしゃる隼人紬工房
ところが、ところが‥
4月に開催された にしおさんの「木綿の会」のDMの片隅に
薩摩綿絣160亀甲が掲載されているのを、見つけました。
私はここ何年か、薩摩綿絣亀甲をずっと追跡していて、
今は生産されていないと言う話も聞いていたので、
あきらめかけていたのです。
なんと‥
なんのご縁か、その綿薩摩は隼人紬工房のものだったんです。
刷り込み絣なので、亀甲の表情が綺麗です。
この綿薩摩を入手するにあたって、
もちろん、にしおさんからと、以前から綿薩摩の話を色々
伺っていた広島の正ヤさん、
お二人の専門家のお話で、決心できました。
なかなか素人だけでは無理ですね。
着手の立場から 地値打ちのあるものを手に入れるのに
、相談にのってくださるお二方には本当に感謝!感謝!です。
隼人紬工房の 160亀甲綿薩摩
にしおさんに相談した結果、
一番着用期間の長い胴抜き仕立てでお願いすることに
しました。
にしおさんには八掛の色その他、すべてお任せです。
普通の胴抜き仕立ては、袖は、袖口だけ八掛をつけて
袖裏は単衣仕様です。
にしおさんのところでは袖裏は付け、
衿裏も八掛と同色、男性仕様で仕立ててくれ、
カッコいいんです。
【今日の組み合わせ NO.40】
隼人紬 綿薩摩白茶地 160亀甲
上原美智子作 立湧九寸帯
三浦清商店 帯揚
宮本徳子作 銀細工帯留
銀座もとじ 三分紐
帯を冨田潤さんの《kasuri》に替えて
帯揚 三浦清商店
帯〆 銀座もとじ 高麗組
帯〆の色は そんなに濃くない深緑系墨色です。
隼人紬の綿薩摩160亀甲は、しなやかで、とても着やすいです。
さりげなく、帯を引き立て、そのうえ自らも存在感があります。
帯合わせ抜群、手持ちの帯、大半に合ってくれます。
当分夏物になるので、秋が楽しみです。