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カテゴリ:夏着物
《地球温暖化が進んできているから、単衣の着用シーズンが延びた》
という説はあたっているだろうか? 《それほど延びていない》というのが私の実感です。 その根拠: 日本は南北に長く、どこに住んでいるかによって 体感は違うだろうけれど、 関西南部に住む私としては 3月、4月上旬は袷、4月中旬から5月初旬までは天気、気温によって 袷、胴抜き、厚いめ単衣を着分ける。 5月中旬(連休明け)から6月いっぱいは、同じく天気、気温によって 薄い目単衣、夏大島、夏塩沢などの夏紬を着分ける。 今年などは5月中旬くらいには小千谷綿麻縮を着たい気温になった。 (小千谷綿麻縮・小格子 大好きな普段着物の1枚) 春単衣の着用期間は長くて3か月になる。 秋は‥ 9月から10月初旬まで夏物、薄い目単衣を着分ける。 10月いっぱいまで厚いめ単衣、胴抜きを着分ける。 秋単衣の着用期間は長くて2か月となる。 実際は日本の温暖な四季は地球温暖化の加速によって、 亜熱帯化していると言われ、春と秋が短くなっているように 思う。 《 季節に先駆けて》を重視しようとすれば 春単衣はまだしも、特に秋単衣は着る間がありません。 着物を着用する機会の少ない方は 袷よりも胴抜き(結城などの真綿系は袷のほうがいいにしても) 単衣は少なく、 作るのであれば、夏大島、夏塩沢などの夏の絹物がお勧め。 夏の絹物は、私だったら5月の連休明けから9月いっぱい着ます。 真夏の日中は暑くて着れないけれど、それでもエアコンの効いている 場所であれば、当然OK!ですし、夜であれば、上布よりもやっぱり絹物でしょう。 夏の絹物、夏紬は5月から9月まで5か月着れますね。 単衣の着用期間に負けません。。 真夏以外の下に着る長じゅばんの色は麻の白以外がいいですね。 軽やかな夏紬を楽しみたいです。 ちなみに、 私の白たか蚊絣は薄い目単衣ですが、夏白たかとほぼ変わりなく、 夏物としても着用。 秋山先生の小石丸の着物は、奥様によれば、単衣にしておくと 「夏物としても十分着れますよ」とのことでした。 500グラムありませんから、とても軽やかです。 《杢道の径》の着用期間も6か月くらいは目論んでいます(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.26 10:09:59
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