親の恩恵
親のない人は世の中にはおりません。又、自分の親にも親がいるというように、悠久雄大の時の流れの中に連綿と続いている自分の「家」の流れがあって,初めて自分がいる、という尊い事実は誰にも否定することができません。その命の流れがどこかで途切れていれば、現在の自分という人間はこの世に存在しないのです。ここにきずくことが、先祖を偲び、家の流れに思いを馳せるという、人間としての根本的な感情を再認識する為に必要だと思います。また親の恩にきずけない時は、自分の能力と努力だけで、なんでもしてきたかのように錯覚した、思い上がった生き方をしているはずです。このような、他への感謝や配慮に欠けた人間からは、人の心もはなれていき、人生における躓きも多くなっていくことでしょう。親から受けた恩を思い、有難いと感謝する気持ちは、素直で謙虚な心を育てる元となり、子孫に受継がせるべき財産となり得るものと確信をしております。この時機、特にかんじてなりません。親孝行したいと思うとき親はなし。残念です。。。。。