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テーマ:乗馬のある生活(525)
カテゴリ:乗馬・競馬
乗馬クラブを離れて久しいですが、昨日、仕事中に師匠から着信があり、
私の一番大好きだったワシントンの体調が良くない・・とのこと。 金曜日まで普通にレッスンに出ていたのが、急に悪くなったようでした。 立つことが難しく、前日には厩舎で顔を打ったりしたので、 彼のためにその日に安楽死もありうるような話でしたが、 夕方の獣医さんの判断で、その日は無事に存えることが出来たと分かり、 師匠に連絡を取って夜遅くにクラブに行ってみました。 放牧場にワシントンは居ました。 立ち上がることも出来ず、横になった状態で・・・。 でも脳は元気なので、起き上がろうと一生懸命なんです。 動かない足を見つめ、また横になり、そしてまた起きようとする・・・ そんな繰り返しでしたが、どこかが痛いとか苦しんでいる様子もなく、 穏やかな顔のおじいちゃんが少し不自由な身体をヤレヤレ・・と動かしているかのようでした。 クラブを離れてからも何度かワシントンに会う機会はありましたが、 数年前から半自馬のオーナーさんが付いたので、 のんびりペースでレッスンをさせてもらったせいか、 練習馬の時よりもずっと毛艶も良くなって、可愛がってもらっているのが分かり、 晩年の余生が幸せでよかったなーと常々思っていました。 そのオーナーさんも帰られた後だったので、昨夜は1時間ほど傍にいさせてもらいました。 下あごをパフパフ動かしながら運動していたこと、 食いしん坊だったこと、 一緒にお散歩したこと、 お尻を拭いてもらうのが大好きだったこと、 甘ったれのイタズラ小僧だったこと、 でもとても頭のいい、私にとって一番の馬場の先生だったワシントン。。。 手のひらに伝わる鼻先の温かさが、昔を思い出させてくれました。 あまりに穏やかなので、朝まで持つか心配しつつ、後ろ髪を引かれながらお別れしましたが、 今日、午前10時半、静かに眠りに付いたと師匠から連絡がありました。 亡くなる1時間ほど前にオーナーさんが姿を見せると、 ワシントンは最後の力を振り絞って立ち上がり、歩いて見せたんだそうです。 きっとオーナーさんに対するワシントンの精一杯の御礼だったんでしょう。 その健気な姿に、かなりドライな師匠ですら「泣けた」・・とメールにありましたが、 それを読んだ私も泣けました。 本当に最期の最期までエラい子だったと思います。 人間でいえば120歳の大往生でした。 そういえば昨夜、少しだけ食べてくれた細く切ったニンジン・・・、 食べ残しの小さなカケラは、実は今日になっても処分出来ないでいます。 多分、ワシントンが口にした最後の食べ物だと思うから。。。 このまま乾燥させて保管しようと思います。 ワシントン。 長いことお疲れ様でした。 ワシントンに会えて、一緒に乗馬が出来て、私はとっても幸せでした。 本当に、本当にありがとう。 これからは虹の橋で、先に旅立った仲間たちと一緒に好きなだけ走り回ってね。 そしてゆっくり休んでください。 安らかに眠ってください・・・ ありがとう。。。 合掌 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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