USA日記(288)
2月26日(木)1976年朝7時10分にアルバニーのバス・ステーションのカフェテリアで1$61¢の朝食を食べる。30分後にはまたバスの上。9時頃にマサチューセッツ州へ入る。「マサチューセッツ」で思い出すのは何と言っても「ビージーズ」の名曲なのだ。♪Feel I'm goin' back to Massachusetts,Something's telling me I must go home.And the lights all went out in MassachusettsThe day I left her standing on her own.マサチューセッツに帰りたい気持がする何かが帰ったほうがいいって言ってるみたいだマサチューセッツの灯りはすべて消えたひとり立ちした彼女残してきた日にTried to hitch a ride to San Francisco,Gotta do the things I wanna do.And the lights all went out in MassachusettsThey brought me back to see my way with you.サンフランシスコにヒッチハイクしようとしたしたいことをいろいろしなくちゃと思ったマサチューセッツの灯りはすべて消えた君と一緒に歩く道へとボクを連れ戻したんだTalk about the life in Massachusetts,Speak about the people I have seen,And the lights all went out in MassachusettsAnd Massachusetts is one place I have seen. マサチューセッツの暮らしを話したり今まであった人達のことを話したりマサチューセッツの灯りはすべて消えたマサチューセッツはボクの見た一つの場所なんだI will remember Massachusetts.マサチューセッツを忘れない (和訳:tetywest)マサチューセッツの風景カリフォルニアに比べるとずっと緑が多い。それにところどころ雪も積もっていて、日本の北海道地方に感じが似ている。ボストンへ着いたのは正午だった。Far East Chinese Restaurant という店で「Yatka Mein」を食べる。ラーメンみたいなもんだ。1$10¢。すっかり定宿になったYMCA HOTEL へチェックインする。そこで見つけたのがBerklee 音楽大学「Jazz 1776-1976」公演のパンフレット。建国200年記念行事の一環として、アメリカのジャズの歴史を2時間半で聴かせてくれるというのだ。それも、こんな偶然があるのだろうかと訝るくらいラッキーなことに、公演は1ヶ月に1回で年間12回しかないのに、今日2月26日が初日だった。さらにさらに、入場料は3$だけど、学生は半額。しかも日本の学生証でもOKだった。8時開演なので、Berklee Performance Center まで地図を頼りに歩いて行く。Jazz 1776-1976ProgramAfrica - The DrumAmerica 1776Field SongRagtimeNew OrleansThe Emergence of JazzSatchimoBarrelhouseBixBody and SoulThe Jazz ArrangerKansas CityThe Swing EraStain DollJitterbugJam SessionWest CoastThe BirdMantecaThe Birth of The CoolAmenSmokin'Kind of BlueColtraneLast StopFinaleトランペット、トロンボーン、クラリネット、キーボード、バス、ギター、パーカッションの20人くらいのブラス編成だったが、なかなか素晴らしかった。その後、ダウンタウンを歩いていたら、PAUL'S MALL JAZZ WORKSHOP というポスターを見つけた。733 Boylston st. Boston という住所を探して店に入ると、Bill Evans がピアノを弾いてライブ・ショーをやっていた。入場料は3$50¢だった。夜中まで聴いていた。ボストンでどっぷりとジャズに浸ることになろうとは、予想もしていなかっただけにとてもとても満足なのだ。