死んだらあかん
死んだらあかん 今死んでも、あいつらはすぐあんたのことなんか忘れてのうのうとして生きるんや 死んだらあかん、ではなくて、ほんとは死なせたらあかん、なんや あんたが悪いんやない 気がつかない周りが悪いんや だから、あんたは死んだらあかん ちゃんと生きて、いつかあいつらを見返してやれる日が来るまで なあ、ちゃんと生きていこ これはいつだったかなあ、けっこう大人になってから書いた詩っていうかメッセージ。 誰にあてて書いたか、それはたぶん自分自身。 わたしはこうして眠れぬ夜を過ごした とにかく「夜は決行しない」それだけは戒めとしていた 朝が来て、もう一度読み返して、なんだかほっとした あの頃、なぐり書きをしたためたノートは机の奥で何冊にもなっていた 今、こうしていられるのも、あのノートたちのおかげだと思う