舛添要一『私の原点そして誓い』
私の原点、そして誓い 介護関連の本ということで厚生労働大臣,舛添氏の本を読んでみました。 氏は前著『母に襁褓(むつき)をあてるとき』を書いてたいへん評判になったそうです。おそらく介護の詳細についてはそちらのほうを読むべきだったのでしょう。 ですます調で丁寧な書かれ方をしていますが、親孝行だの介護地獄だのという言葉が頻繁に出てくるわりには、現状が浮かび上がってきませんでした。 自分はこんな仕事も忙しくやっているのに遠距離を毎週通って母のところに行ったんだぞ、という思いばかりが伝わります。 立正佼成会あたりで売れば完売するのではないでしょうか。 まあ、それでも男性でありながら最期まで責任もって行動したことには違いありません。それは褒めるべきでしょう。親孝行の鑑です。とってもえらいです。よくがんばりました。 とか、いっとく。