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空はとんび

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宮部みゆき『小暮写眞館』

小暮写眞館宮部みゆき/講談社　腰が痛いおかげで読破しました。　終盤になってやっと面白さが出てきたかな。　でも、基本的に霊現象肯定の作品は好きなじゃい。『理由』も最後が台無しみたいな気がするのです。　小暮写眞館だった建物をそのまま壊さずに住むことになった英一一家のところに、心霊写真の謎を解いてほしいという依頼が続きます。実はその家族には４歳でインフルエンザ脳炎にかかって亡くなった女の子がいたのでした。小暮さんの幽霊が出るというショウウインドウや、撮影者の悲しみが写る写真など、超現象ありきの宮部作品。　しかも。　重松ほどほろりとしないし。　伊坂幸太郎ほどキャラクターの面白さがないし。　頭がよすぎる光(ピカ）くんは、天才バカボンのはじめちゃんが小学３年生になったと思えばいいかな、と。　ラストの章だけでさらりと書けばよかったのではないかしらね。どうして７００ページも必要だったかわかりません。　書きたいのは分かるよ。こういう今時には珍しい若者とか男女を越えた仲良しとか、優しい夫とか。年の差なんて気にしないカップルだってたくさんいるんでしょうけどね。なんかね。　もう、宮部さんもいいかな～とか思っちゃいました。

2010年09月29日

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ぐうたら日和

　信じられないくらい寝ていた。　朝は普通に起きて朝食をとり、通院している病院が午後もやっていることを確認して、ちょっと寝ようとしたら、１時をすぎていた。つまりフィットネスも行けなかった。　それから昼食をとって、少し読書をとごろんとしたら、気がついたら７時。　白鵬の優勝もあとのニュースで知った。　すでに近くのスーパーは閉まっているので、車で別のスーパーに行く。ずっと寝ていたので髪もぼさぼさで、すっぴんだった。誰にも会いませんように、と思っていたのだが、知り合いに会ってしまった。　夕食は簡単にシチュー。もうこれが似合う季節になったのね。　テレビが全然面白くない。せっかく大きいの買ったのに。　宮部の『小暮写真館』を読んでいるのだが、これが外れで、眠たくなっちゃうんだ。　もっと読むべきものがあるとは思うのだが、なかなか出会わないなあ。　仕事はまだまだあるんです。明日はちっとはやらねば。。。。

2010年09月25日

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荒れ模様

　数日前に久々に足首が痛いなあと思ったのですが、今日のことだったのね。。。。　足首天気予報もずいぶん予知率が高くなったもんだ（笑）。　さて、朝から雨だったので、今日は休日出勤を取りやめようと決意し、家でのお仕事に取り掛かろうとしたら、なんとデータのうち間違いを発見。が＝ん。　午前中、なぜか空が明るくなってお天気レーダーではつかの間、雨がやむらしいことを知る。Ｚさんが「行け、行け、今しかない」と追いやるので、仕方なく出勤。　案の定、門から閉まっていた。たったひとりで職場に入るのは初めてなのですごく緊張した。　セキュリティ解除、ＯＫ。すぐ警備会社に電話する。「大丈夫ですよ」と言われ、やっとひと心地。　データの打ち直しをしてプリントアウトして、すぐさま出てきた。はあ～緊張した。　おや、雷が来そうな気配。そろそろ閉じねば。　昨日のような暑さのぶり返しがないことを祈ります。

2010年09月23日

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ソーニャ・ハーネット『銀のロバ』

銀のロバ　図書館の児童向けのところにあったのをなぜか借りました。ロバがかわいかったからでしょうか。　田舎で暮らす女の子の姉妹が、森の中で兵士を見つけます。彼は戦場から逃れてきて、目が見えません。故郷に帰りたいという兵士のために子どもたちが奮闘します。　兵士（実際は中尉）が胸のポケットに持っていた銀のロバを欲しがるココが、「トトロ」のメイちゃんみたいで、かわいいです。ロバにまつわる話を兵士が語ると、読者もロバが大好きになっていくのですね。　戦争の悲惨さ、馬鹿らしさもうまく伝わります。児童書ですが、ときどき大人も読むといいかもしれません。

2010年09月22日

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貴志祐介『青の炎』

青の炎価格：1,470円（税込、送料別）　貴志祐介の最新作『悪の経典』が当分回ってこないので、読んでいなかった本作を借りました。　高校生の秀一の家には曽根という男が住みついていた。曽根は母が再婚した相手だったが、アル中で暴力を振るう、最低の男だった。別れたはずの曽根が突然やってきて家族の平和を乱す。とくに気がかりなのは妹のことだった。秀一は母と妹を守るため、曽根を病死にみたてて殺す計画を練る。完璧なはずの犯罪が、ある男の存在によって砕かれ、秀一はある決意をする。　完全犯罪の計画があまりにリアルなので、これは真似する奴が出てくるのではないかと危惧しました、あとがきに「このままやっても完全に失敗します」とありました。でも、やってる奴はいるかも。。。。　殺人を犯すことはできても、その後正常に日常を送ることはできません。完全犯罪はあっけなく露呈し、最後の結末は、ちょっとそれはだめだろうよ。　完全犯罪はやってはいけませんよ、という警告にはなるな。うむ。　映画化は二宮くんがやったみたいですね。あまり評判を聞かないから、そこそこだったのかな？

2010年09月19日

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今夜は

　８時になってしまった。

2010年09月16日

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過重労働

　今日も７時半まで職場にいた。　ちょっと問題が起きていて、毎日それの対応で相当の時間が費やされ、それから自分の分をやるのでこんな時間になってしまう。　物理的な問題なら、今までも何度もあったが、ちょっと精神的なこともあって、少々イライラしたりする。　なぜかというと、その人のたいそうなおしきせがましさが、かつての自分と重なるからだ。　帰宅するととたんに今日あったことをまくし立てる。ほとんど独り言に近いのだが（反応はほとんどないので）、それでもずいぶん整理することはできる。まあ、たいしたことではないなと思える。　夜ご飯ができていたから、だろうけど。　ありがたいことですな。　それから持ち帰り仕事も済ませて、この時間。ずいぶんと涼しくなったので寝苦しさはないだろう。そろそろシャワーではなく、お風呂にせねば。

2010年09月15日

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伊坂幸太郎『オー！ファーザー』、中島京子『女中譚』、西村かおる『パンツは一生の友だち』

オー！ファーザー　ここのところ忙しく、かつ３冊同時進行で読んでいたのでまとめて書きます。　伊坂さんの最新作かと思いきや、これは『ゴールデンスランバー』より以前に新聞に連載されていたようです。　４人の父親と同居する高校生が、知事選に絡む事件に遭遇します。いつもながら、父親が４人というありえない設定を読ませてしまう手腕に脱帽です。　ギャンブル好きで不良パパの鷹、マッチョな中学校教師の勲、女性を見たら声をかけずにはいられないイケメンの葵、クールで知的な大学教員の悟が、それぞれの個性をいかんなく発揮して、由紀夫を守るために奮闘します。　ただ、毎晩眠かったせいか、ちょっと間延びしてしまったところがありました。自ら「一期の最後の作品」と位置づけるお洒落な物語です。女中譚　直木賞の『小さいおうち』が当分回ってきそうにないので、その前の女中物語を借りました。　林芙美子や永井荷風をトリビュートした作品だそうです。そっちの作品を読んだことがないのですが、機会を作って読まねばという気にさせられます。　秋葉原のメイド喫茶に老婆が座っています。老婆が語る女中の話です。　二二六事件が起こる前ぐらいの日本が平和だったころの東京です。地方からいっしょに逃げてきた女性を女郎屋に売ろうとする男や、ドイツ人を母にもつイジワルな娘、気はあるようだが手をつけようとしない文士などが登場します。　現代の人が書いたからというのもあるかもしれませんが、こうした戦前の様子を書いたものを読むと、今と変わらないんだなあとつくづく思います。真面目な人もいたでしょうけれど、したたかだったり嫌な奴だってちゃんといたわけだ。なんだかそんなことに安心するような、決して今だけが悪いんじゃないって気がします。　問わず語りですから、読みやすくすぐ読めます。読んでよかった一冊です。パンツは一生の友だち　こちらは例によって紹介するかどうか検討するケアの実践録です。　排泄を専門とするナースということですが、その行動力と探究心と実践力は大学病院の先生より上なんじゃないでしょうか。彼女が語る「排泄こそ生きること」という言葉も説得力があって、何よりこれから老いを迎える我々にはたくさんためになることが満載でした。　今日からできることは、括約筋の訓練ですね。１００歳のおばあさんでもやったらオムツが外れたそうです。一生パンツで過ごしたいと思うあなた、ぜひご一読を。

2010年09月12日

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あつい～ので

　あつい～ので　おうちには～　帰りたくないのです～　↑これが何の替え歌か分かる人、コアです。　連日「夕方には所によって雨が降るでしょう」と天気予報がいうけれど、湿度９０パーセントぐらいになっても雨はなし。今日もぐったりです。　わが家にエアコンが入ることは、おそらく今世紀中にはないと思われます。「中年夫婦熱中症で死亡」の記事が出たら、我が家ですのでよろしくお願いしますね。（何を？）　今日はＺさんが飲み会だというのでめいっぱい残業してこようと思ったのに、花金は若い衆たちは帰ってしまうのですね。７時前に最後の一人になると宣告され、仕方なく退勤しました。よほど信頼されていないってことですね。施錠させられないって。。。。　夏前にずいぶん改善した皮膚病（乾癬）が、なぜか夏に再発。医師が「ぼけーっとしてるのが一番いいんだよ。ストレス感じちゃだめ」とのたまうので「休みの方がストレス溜まるのです」と答えたら、「うちのかみさんとおんなじこと言う」と笑ってました。　おかげで今流行りのアンクルサイズっての？膝下長めの７分丈ぐらいのパンツは履けませんでした。足首が象ってのも理由だけど。だからますます暑いのですが、ほとんど罪人のような気分で持ちこたえております。　みなさまもお体ご自愛くださいませ。　　　　

2010年09月03日

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