最近読んだ本
【送料無料選択可!】紙の月 (単行本・ムック) / 角田光代/〔著〕 この頃記録も面倒になって、ブクログだけの登録をしております。それでまとめて。 角田さんの『紙の月』 あれ、どこかで読んだことがあるなあと思ったら、かなり前に新聞で連載されてましたね。 そのせいか、いまひとつパンチに欠けたような気はしましたが、冒頭から世界に引きずり込ませる技は健在です。 金融機関で働く女性が多額の横領に手を染める話です。 現金を使わずにお金のやり取りが進んでいる現代だから、いつ誰に起こっても不思議ではない話。真面目な人ほど危ないみたいです。自分も気をつけないと(笑)。 【送料無料選択可!】誰かが足りない (単行本・ムック) / 宮下奈都/著 宮下奈都『誰かが足りない』 これはちっと宮下さんらしくなかったな。人物にしゃべらせすぎです。それでいて「ハライ」というお店のよさがあまり伝わらなかった。題名がよかったから期待しすぎかな。 言語小説集/井上ひさし【86時間限定!エントリーで最大14倍!!5月27日23:59まで】【RCPsuper1206】 今は亡き井上ひさし氏の言語を扱った小説集。こちらも期待が高すぎたせいか、いまひとつでした。キーボード上の記号が言い争うやつにしても、筒井康隆の『虚構船団』のほうが数倍おもしろい。 Zさんは井上ひさし氏のファンなのですが、私はいつもいまひとつなのです。なんていうか、シャレがしつこいのかな。もう少し軽くテンポよく、お洒落なのがいいなあ。次はどんなのがくるかと期待して、それが中途半端ってのがいくつかありました。 どれも毎晩眠くてしかも最近老眼が進んでアバウトにしか読んでいないので、若いときほどの感動を覚えないのかもしれません。 あ、そうそう、これを読みました。【送料無料】 人質の朗読会 / 小川洋子(1962-) 【単行本】 そういう眠い中でも小川さんの文章は胸に沁みます。テンポもここちよいし、何よりたおやかなのです。日本人がみんなこんなんだったらいいなあ。 教科書に載せて、日本人の多くの子ども達が浸るといいなあと思う文章です。これは久しぶりの☆5こつけました。