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2010年02月16日
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カテゴリ:読書記録

どれくらいの愛情

 文庫で買いました。

 直木賞受賞作の『ほかならぬ人へ』の前哨戦という感じです。結婚してからの男女の愛情を丹念に描いています。

 白石さんは女性に裏切られた経験があるのでしょうかと疑いたくなるほどそういう設定が多いですね。でも、表題作の女性の裏切りにはわけがありました。

 昔読んだ「泣いた赤鬼」を思い出します。なぜ彼女は身を引いたのか、別段特別な人生を望むのではなく、普通の当たり前のことを幸せと思いたいと語る女性がいいです。

 ただ、占い師みたいな「木津先生」の存在が少し大きすぎてちょっと引いてしまうところがありました。それと、全体にあとから理由を語る流れが多すぎて、少し読みにくいところがあります。登場人物たちは知っているけれど、読者には語られていないまま話が進むので、置いてけぼりを食らう場面が多いのです。

 そういう難点がすべて払拭されたのが「ほかならぬ人へ」なんだなと改めて思いました。直木賞受賞にはいろいろ口を挟む人も多いみたいですが、こういうきちんとした道徳感をもった人の作品はとても安心できて好きです。

 結婚してからではなく、これから結婚しようと思う若い人たちに読んでもらいたいですね。そしたら少しは安易な離婚もなくなるかも。まあ当事者にとっては「安易」では決してないんだろうけどね。





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最終更新日  2010年02月16日 20時46分41秒
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