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カテゴリ:読書記録
白石氏の山本周五郎賞受賞作。書き下ろしです。 まだ半分なので詳しくは下を読んでから。 大手出版会社の編集部を取り仕切る男の日常と内面を描く、かなりハードな作品です。白石氏の柔らかさはこうしたハードさが裏打ちしているんだなと思いました。 癌を患うという体験をすることでこれまで見てきた世界が違って見えるということは、想像では理解できますが、まるで日記のような現実感があります。 昔卒論で扱った石川啄木の『ローマ字日記』を彷彿させます。世の中に毒を吐き、女の体を求める。まあ、男性の読者のようにシンクロはできませんが、嫌悪感はありません。 後半どうなるか、楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月25日 07時25分00秒
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