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2010年03月11日
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カテゴリ:読書記録


 海堂氏の2009年の作。公民館にあったのでさっそく借りたのが二週間前。
 思ったより時間がかかってしまいました。

 実際にあった妊婦死亡事件を扱い、地方病院の将来を憂うお話です。

 姫宮が大活躍してすぐ去ってしまったり、世良や速見や並木看護師とか、あのキャラたちが出てきたりして、ファンには嬉しいのですが、主人公はほとんど田口医師と似たようなキャラの今中医師。

 極北市民病院に赴任してきた今中は低賃金の非常勤。病棟ではおせんべいをかじりながら水戸黄門に見入る看護師たちのブーイングを受け、院長のもくろみで院内改善委員会の長にさせられます。唯一病院の良心といえる三枝医師を尊敬するのですが、彼はごく稀な症例で帝王切開中に妊婦が死亡するという不幸な事件を抱えていたのでした。

 前半は「バチスタ」の再来のような軽快なタッチで話は面白おかしく進みます。でも執拗に事件にしたがる医療ジャーナリストの出現からなかなか話は進まず、結局世良医師の出現で中途半端に終わってしまいました。

 これって続編を書くってことなんでしょうかね。

 

 もう少し三枝先生について描いてほしかったなあ。そうすればもっと正面からあの事故を扱えたのにと思いました。

 清川や世良が言うように、事故であっても責任を医師に求める今の世の中では、産婦人科医になろうという若者がいなくなるに決まっています。どんどん自分たちの首を絞めているということに警告を発しているわけです。

 こうしたことは教育でも同じようなことがいえて、結局何もしないほうが誰にも訴えられないということになってしまいます。真面目で熱心なほうがリスクが高いのです。

 いろいろと考えさせられました。これから医療にかかることも増える年になるっていうのに、どうしたらええんでしょうかねえ。う=む。





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最終更新日  2010年03月11日 22時05分32秒
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