|
カテゴリ:読書記録
【入荷予約】四十九日のレシピ 新聞広告で見つけて取り寄せてもらいました。 四十九日には大宴会で楽しく盛り上げてもらいたいという書置きを残して71歳の妻が亡くなります。夫には二度目の妻で、料理が得意で人の世話が大好きな妻でした。 葬儀から二週間ほどたったある日、黄色い髪にガンクロの若い女性が夫のもとを尋ねます。すっかり気力をなくしていた夫に、井本と名乗る女性は生前の妻から夫の世話を頼まれていたといいます。 山田太一のドラマを彷彿させるお話です。ただ優しいだけの展開ではなく、嫁いだ娘が夫の浮気が原因でもどってきたり、口うるさい身内がずけずけと物をいったり、庶民の暮らしが鮮やかに描かれています。 惜しいのは、せっかくレシピを題材にしたのだから、もう少し読者が作ってみたくなるようなレシピが並ぶとよかったかなと思いました。 伊吹さんの作品は初めて読んだので、ポプラなんとかの賞をとった『風待ちのひと』も図書館で借りてきました。それと比べてレビューを書いてみようかと思っております。 本当はこの前の休日に書いてしまおうと思っていたのですが、引越しの手伝いに行って風邪をひいたりして、まだ少しも進んでおりません。 仕事場でもいろいろと切羽詰ったものが出てきてしまい、テンションを上げていかねばなりませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月15日 21時30分58秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書記録] カテゴリの最新記事
|