196097 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

空はとんび

空はとんび

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

コメント新着

のうきょうじゃない@ 本日拝見 治るまで続いたかな?
のうきょうじゃない@ Re:ほら見たことか(05/01) 釣りのリールが ただ邪魔になる置物になっ…
のうきょうじゃない@ 畑はいいね 畑はいいね。 雨の日は読書かな?
椋とんび@ Re:一年待つ(03/16) うひゃあ、誰も来ないと思って書く殴って…
のうきょうじゃない@ 本日、超久しぶりにブログ拝読 う~む。 アルコールで肝臓のほうは大丈夫…

お気に入りブログ

バラ苗 ドイツ作出… grace5703さん

C調言葉に御用心! えむえむセブンさん
ペペリンリン ペペリン4さん
Den-Kichi akane-koboさん
きたあかり カフェ きたあかりさん

カテゴリ

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2010年04月18日
XML
カテゴリ:読書記録


 毎晩速攻で寝てしまったため、時間がかかってしまいました。でも重松のは読みやすいです。

 中学2年の夏休み明け、同級生が自宅で首をつって自殺します。ずっと虐められていたことを同級生たちは知っていました。マスコミが「見殺し自殺」として騒ぎ立てます。

 物語は遺書に「親友」として書かれた主人公と「迷惑をかけてすみませんでした」と書かれた少女との苦悩が淡々と描かれています。今は結婚をし、子どもも持つ身となった主人公が回想する形です。

 少年の父親を「あのひと」と呼び、多くを語らない「あのひと」に対する申し訳なさがひたひたと伝わります。あるときは「もういいだろう」と叫びますが、それでもずっと「十字架」を背負って生きていくのです。

 虐めていた少年の一人は事故で亡くなります。彼らについてはあまり書かれていないのは、「あいつらよりはマシだ」と思う心を排除したのかもしれません。

 重いテーマです。おそらく重松がずっと取材して父親とも接していたあの事件のことを書いたのでありましょう。だからリアリティがあるのだけれど、小説としてはいまひとつパンチに欠けている気がしました。普通の人間が悩むのはまあ、予想がつきます。そうではない人間がどう思ってその後を生きるのか、そういうことが知りたかったような気がします。


 最近頭がぼーっとしてあまり深く読み込めなくなっているからかもしれません。作者にちょっと申しわけないです。ああ、大丈夫だろうか。

 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年04月18日 21時35分46秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書記録] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X