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カテゴリ:読書記録
きみ去りしのち 全編挽歌です。これだけ長く遺族の思いを書き続けられる作者に驚きです。 一歳の誕生日を過ぎて間もない息子を突然死で亡くした夫婦は、その悲しみから立ち直ることができません。夫には元妻との間に15歳になる娘がいます。その娘といっしょに旅をすることで少しずつ再生への道を歩んでいきます。 もし身近に同じような体験をした人が読んだら、いっしょに再生への足がかりをつかめるかもしれません。たくさんの取材をしてきた重松ならではの作品といえるでしょう。 旅する場所でのさまざまな出会いもいいです。出雲の砂時計博物館も行ってみたくなります。 ただ、長かった。それは読者の側の問題ですね。重松さん、おつかれさまでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月06日 11時12分51秒
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