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カテゴリ:読書記録
貴志祐介の最新作『悪の経典』が当分回ってこないので、読んでいなかった本作を借りました。 高校生の秀一の家には曽根という男が住みついていた。曽根は母が再婚した相手だったが、アル中で暴力を振るう、最低の男だった。別れたはずの曽根が突然やってきて家族の平和を乱す。とくに気がかりなのは妹のことだった。秀一は母と妹を守るため、曽根を病死にみたてて殺す計画を練る。完璧なはずの犯罪が、ある男の存在によって砕かれ、秀一はある決意をする。 完全犯罪の計画があまりにリアルなので、これは真似する奴が出てくるのではないかと危惧しました、あとがきに「このままやっても完全に失敗します」とありました。でも、やってる奴はいるかも。。。。 殺人を犯すことはできても、その後正常に日常を送ることはできません。完全犯罪はあっけなく露呈し、最後の結末は、ちょっとそれはだめだろうよ。 完全犯罪はやってはいけませんよ、という警告にはなるな。うむ。 映画化は二宮くんがやったみたいですね。あまり評判を聞かないから、そこそこだったのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月19日 19時54分08秒
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