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カテゴリ:読書記録
小暮写眞館宮部みゆき/講談社 腰が痛いおかげで読破しました。 終盤になってやっと面白さが出てきたかな。 でも、基本的に霊現象肯定の作品は好きなじゃい。『理由』も最後が台無しみたいな気がするのです。 小暮写眞館だった建物をそのまま壊さずに住むことになった英一一家のところに、心霊写真の謎を解いてほしいという依頼が続きます。実はその家族には4歳でインフルエンザ脳炎にかかって亡くなった女の子がいたのでした。小暮さんの幽霊が出るというショウウインドウや、撮影者の悲しみが写る写真など、超現象ありきの宮部作品。 しかも。 重松ほどほろりとしないし。 伊坂幸太郎ほどキャラクターの面白さがないし。 頭がよすぎる光(ピカ)くんは、天才バカボンのはじめちゃんが小学3年生になったと思えばいいかな、と。 ラストの章だけでさらりと書けばよかったのではないかしらね。どうして700ページも必要だったかわかりません。 書きたいのは分かるよ。こういう今時には珍しい若者とか男女を越えた仲良しとか、優しい夫とか。年の差なんて気にしないカップルだってたくさんいるんでしょうけどね。なんかね。 もう、宮部さんもいいかな~とか思っちゃいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月29日 22時17分54秒
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