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カテゴリ:読書記録
三千枚の金貨(上) 宮本輝さんの作品を読んだのは久しぶりです。やはり文章に艶があるというか、落ち着いていていいですねえ。 下が本日回ってきたので、内容についてはその後で書きますが、宝(三千枚の金貨)探しというテーマが根底にあるからでしょうか、ゴルフやジャズや食通などの描写が丁寧すぎるくらいなのに話がぶれません。これはなかなかできることではないなと改めて思いました。 次の展開にいくときに無駄に引っぱることをしないのですね。それが余韻となって全く関係ない話に入っても途切れることがないのです。 これを読みながら他に3冊ほど掛け持ちして読んでいたのですが、すぐ流れに戻れました。 ところで佐野洋子さんがお亡くなりになったそうです。5日、おとといでした。 癌の患者であることは公表してそれを題材にしてもいたので、いつかはと思っておりましたが、やはりでした。最後までご自分の生きたい様に生きておられた、愛すべきおばあちゃまでした。 ご冥福をお祈り申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月07日 22時01分30秒
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