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カテゴリ:読書記録
マドンナ・ヴェルデ 海堂氏の作品は飛ぶ鳥を落とす勢いで映画化もどんどんされていますが、ちょっとトーンダウンですねえ。 もうお別れと何度も思うのですが、新しいのが出るとつい予約してしまうのよねえ。 『ジーン・ワルツ』のマリア病院を患者の立場で描いています。患者のひとりは、産婦人科医師曽根崎理恵の母親、みどりです。そして、みどりの胎内にやどっているのは理恵の受精卵なのです。その子どものひとりは『医学のたまご』のカオルくんというわけです。あれ?あれって未来の話だったっけ。。。。? 体外受精と、代理母の問題はとても大きな問題です。これから未来はどうなってしまうんだろうといろいろと考えさせられますが、たとえば角田さんの『ひそやかな花園』のようなぐいぐい引き込まれるものとはかなり隔たっていますねえ。 なぜか。海堂氏は、女性の心理を描くのは得意じゃない、ということに尽きるのではないでしょうか。理恵にもみどりにも魅力が感じられないのです。ああ、そうですか、という感じ。 今回俳句にもチャレンジされたようですが、それがあまり活かされなかったですねえ。残念ながら。あの俳句の先生はなんだったのよ。 まあ、あらさがしばかりしていても仕方ないか。もっとしっくりくるお話を読みたいなあと思うこの頃。 明日は京都です。朝一番のバスに乗るんだって。タクシー使えば30分寝てられるのにぃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月27日 18時41分25秒
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