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カテゴリ:読書記録
「女ともだち」というタイトルの本って多いのねえ。仲良しのことを書いたのもあるだろうけど、だいたいは裏ではこんなに相手のことを恨んでいたのよ、的なものが多いと推測します。 お気に入りに登録しているきたあかりさんが、真梨さんの本を褒めていたので図書館に行って借りてきました。これはその本とは違いますが、ゆくゆく借りようと思ってます。 フリーライターの野江はあるマンションで起きた連続殺人事件の真相を掴もうと独自に捜査をして、雑誌に連載します。取材を重ねるうちに法廷では語られることがなかった事実が次々に明らかになり、真犯人は別にいると確信する野江でしたが。。。。 ラストに行くにしたがってどんどんグロテスクになっていきます。この手は苦手という人は読まないほうがいいです。 発想は面白いと思うのですが、ちょっと展開に難があるのではないでしょうか。連続テレビドラマで毎回犯人の予想が変わる展開というのを狙ったのかな。伏線は張っていたのかもしれませんが、読者には少し不親切なのではないかしら。途中誰のことだったか分からなくなってしまうのは私の頭が退化していることもあるでしょうけど、技術的な面もあると思うのです。 宮部さんならこんな展開にはしないだろうなとか、途中で借りてきた角田さんの文章のようなぐいぐい引き込める力量がやはり足りないのだろうとか、そんなことを考えながら読みました。 優れた脚本家がうまくアレンジすれば、扱ったことの社会的な意義とかがもっと生きてくると思ったり。 あくまで上から目線でした。他のも読んでみたいとは思いましたよ。また、いつかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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