|
カテゴリ:読書記録
【送料無料】アリアドネの弾丸 ドラマ化してるんですってね。一度も見たことないけど。 白鳥全開のもっとも「チームバチスタ」に近い展開ですね。でも、あの白鳥節にはいささか閉口しました。 MRIの最新機種を搬入してメンテナンスをしていた業者の死体が発見されます。やってきた刑事、宇佐美は執拗に院内を偵察します。田口、島津医師との面談中、銃声が聞こえ、先に現場に入った宇佐美は高階院長を取り押さえていました。なんと院長が天下りの元警察官を銃殺したというのです。 犯人も手口もだいたいのことは予想されるのですが、現場が強力な磁力をもつMRI設備というのがミソなんですね。普通なら画像解析などどこかで誰かがさっとやって犯行を暴くというところを、医療関係者である海堂氏はそれがいかにたいへんで時間がかかることなのかをサスペンスとして練りこんでいます。 加納刑事、彦根や桧山シオン、はては瑞人くんまで登場する読者サービスですが、今回は白鳥の独壇場でしたね。ものすごくいやなおじさんですが、味方にすると心強い。うちの現場にも来てくれないかなあ。ものすごく無駄なことしてる気はするのですけど、それを論破する力がないのよね。 正統派のミステリーで、まあ面白かったです。星は4つかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月23日 21時01分47秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書記録] カテゴリの最新記事
|