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 戦時中、国民を鼓舞する記事を書くために南洋に出向いた林芙美子の回顧録、かと思いましたよ!「放浪記」もうんと昔にちょっと読んだきりなのであてにはなりませんが、林芙美子がほんとに書いたとしか思えないリアルさです。


 林芙美子の奔放さを嫌みなく描いた点でも秀逸ですが、日本がつかの間の勝利に酔いしれていた時代の描き方がすばらしい。物資が不足している内地に比べ、楽園のような暮らしを送る南洋の人々。でもそこにもスパイ容疑や反戦思想を疑う軍の魔の手は伸びていきます。

 なぜあんな愚かな戦争に国民は反対しなかったのか、と若いときはよく疑問に思いました。忍び寄る統制の恐ろしさを理解するには、その前の「普通」であった時代から紐解かねばなりません。林芙美子という女性を通してそれがうまく描かれているのです。


 やはり「放浪記」や「浮雲」も頭が働くうちに読まなければなりませんね。青空文庫で簡単に読めるんだっけ。便利だとありがたみも薄くなってついつい後回しになってしまいますね。





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最終更新日  2011年07月24日 21時15分11秒
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