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カテゴリ:読書記録
【送料無料】ナニワ・モンスタ- 図書館だと回ってくるのに時間がかかるのですが、近くの公民館だとけっこう海堂氏のがあることに気がついたこの頃であります。 今回活躍するのはスカラムーシュ(おおぼらふき)・彦根新吾です。白鳥は読者サービスでほんのちょっとだけ出てきます。 新型インフルエンザ・キャメルが日本に上陸。その流行を止めようとする中央官庁。実は日本第2の都市、浪速府を封鎖しようとしていたのでした。 浪速府知事村雨は浪速の独立を目論んでおり、そのブレインとして彦根が暗躍するという筋書きです。 う~ん、前半はよかったのですがね。彦根がおおぼらふきということですから仕方ないのかもしれませんが、この口調にはいささかうんざりです。 解剖率100パーセントの町、舎人の視察とかでずっと語られるAiの重要性も、ちょっといっちゃってる感があります。ストーリーそっちのけです。 浪速府の独立ってプリンセス・トヨトミのぱくりでしょうか。それともそんな噂があるのですかね。どっちにしてももう少しそっちのほうをリアルに書いてほしかったなあ。これじゃあ、村雨さんはちっとも本気じゃないみたいですね。 Ai導入したい気持ちはわかりますけど、これはいちおう小説なんだから、ねえ。 それでもまた借りてきてしまったのですけどね。読むだけでもたいへんなのに、よく書けるよなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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