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カテゴリ:読書記録
【期間限定!エントリーで9/20(火)9:59までポイント10倍以上】【中古】文庫 冷い夏、熱い夏【10P12Sep11】【画】 癌の闘病記はあまたあるけれど、ここまで精密に癌患者の状態を描いたものは初めて読みました。 一卵性双生児といわれるほど仲がよかった弟が五十歳で肺癌と診断されます。自身も肺を患ったことがある兄(私)は、癌を疑う弟の問いかけを否定し続けます。 日本人には告知は向いていないと吉村氏はいいます。欧米で一般的になったとしても、最期まで希望をもたせてやるのが身内の務めと考えているのです。 それにしてもこの方の癌は悪質でした。痛いとは聞いていましたが、ずっと拷問を受け続けているような苦しみを見ている身内もさぞ辛かったことでしょう。 ずっと見守り続ける兄の視線はあくまで冷静です。少しずつ時間をかけて読みました。一気に読んではいけないような気がしていました。 死について深く考えさせられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月17日 14時57分35秒
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