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カテゴリ:読書記録
【送料無料】昭和二十年夏、子供たちが見た日本 山田洋次さん、中村メイコさん、辻村ジュサブローさんらにインタビューしたものと筆者の調査を織り交ぜながら描く昭和二十年の夏。戦争インタビューシリーズ第三弾ってことですね。 豪華な語り手たちに乗っかったという印象もなくはないのですが、昭和一桁生まれ近辺の方々がどうやって戦中、戦後を生き抜いてきたかにはやはり興味がありますね。 ちょうど父もそのくらいの年齢だったということもあるかもしれません。 感想としては、よく言われる悲惨さより、逞しさを感じるということが挙げられます。 とくにお母さんが強い。お父さんは戦後役立たずになるんですねえ。あの時代でさえそうなのですから、いわんや今の時代をや、ですね。 小学生にも読んでもらいたいという意向ですので、たいへん読みやすいです。 ただ、闇市で商売することや、不良行為がたいそう多く出てきますので、やはり教科書には載せられないだろうなあ。 五木寛之さんのがいちばん、身に沁みました。そういうふうに誰のから感銘を受けたよ、などと読者会をやるのに最適です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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