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カテゴリ:読書記録
【送料無料】三陸海岸大津波 先の震災後にも新たに注目されている三陸海岸を襲った大津波の記録です。書かれたのは昭和45年とあります。明治29年、昭和8年、昭和35年のチリ地震の津波について、丹念に地元を回り、生存者を訪ね歩いて書かれたものです。 大津波の前兆があちこちで聞かれたようですが、今回の地震のときにはなかったのかとネットで検索してみました。やはり結果論が多いのかな、中には「私は予知夢をよく見ます」という怪しげなのもたくさんありました。 それにしても三陸海岸というのはこの短い間に何度も壊滅的な打撃を受けて、人口のほとんどを失っていたとは驚きです。それでも海岸近くに家を建てるということは、それだけ魅力的な場所だということなのでしょうね。 まだ復興は遅々として進んでいないようですが、それでも昔の津波の後、立派に復興してきた土地です。きっと未来は明るいだろうと思えてきます。 これを読んで元気を出してほしいです。 吉村氏の文章はたいへん読みやすく、分かりやすいです。それは事実をしっかり調べた上できちんと整理して書かれているからでしょう。優れた教師の授業を聞いているようです。 これで手持ちの未読本がなくなってしまいました。吉村氏のは予約は入っていないようなので、しばらく他の作品も読んでみようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月11日 21時45分25秒
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