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空はとんび

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【送料無料選択可!】王国 (単行本・ムック) / 中村文則/著

 『掏摸』の姉妹編となる作品。怪物木崎が新しい顔を見せます。「掏摸」の主人公がちらりと登場します。もっと出てきて欲しかったな。きっといつかまた登場してくることでしょう。


 施設で育った美しい女性ユリカは、政治家などの弱点を作る仕事をしています。娼婦のように美しさを武器にしていますが、相手を眠らせている間に写真をとるのが仕事です。依頼してくる矢田という男は正体を明かしません。

 ある日同じ施設で育ったという長谷川という男が近づいてきます。彼が本当に長谷川なのかわからないまま、新しい施設長の近藤という男を紹介されます。


 木崎と矢田の間で絶体絶命の窮地に陥るユリカですが、最後は逃げ切れることができたようです。派手なアクションもないので少し物足りない気はしますが、中村氏の文体は読んでいて心地よいのです。なんていうか、完成されていない未熟さがなんともかわいく感じられるのです。


 裏社会についてはベールに包まれたままです。実際こうした仕事はあるのでしょうねえ。だから都合よく政治家が交代したり不祥事が発覚したりするのでしょう。

 インパクトとしては「掏摸」ほどにはないので星は4つかな。これからも新作が楽しみな作家さんです。





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最終更新日  2011年11月03日 23時06分07秒
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