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昔々。 私は高校生だったろうか。 ある晩父が 日本経済新聞のコラムだったか 社説だったかを 読んでみろ、と言い 「どう思う?」と聞いてきた。
日本の高度経済成長のために 原発を推進すべきかどうか といった内容の記事だった。
その記事が 肯定派か否定派か ただの問いかけだったかは 記憶にない。
ただ父の真意を訝りながら 私は「反対」と答えた。 理由は単純。 原爆を2度も受けたのに なぜ危険な道を選ぶのか。 ただそれだけ。
父は 「そうかなあ」と呟いた。 「経済を成長させるためには エネルギーは 考えなければいけない問題。 ここは推進すべきかなあと お父さんは思うよ」
敗戦を中国で迎え 必死に働いて 日本経済の土台を築いてきた その一員であるとの 自負心のあった長州人の父。 零細企業の経営者で 人一倍経済に詳しかった父。 おそらくは 原発は安全だとの「確信」が あったのだろうと 今になって思う。
原発もそうだけれど 私には なぜ「経済」なるものが 「成長」しなければならないのか そもそも 経済、経済って なんなんだ? それは その頃の父の年齢を越えた 今になっても わだかまっている テーマです。
ちゃおちゃお~^^
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最終更新日
2011年04月19日 21時09分52秒
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